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『クモのイト』は奥深い!

虫がすごく好きなわけではないのですが、表紙のカバーに惹かれて買ってしまった本があります。

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POPな本のカバーにジャケ買いしてしまいました🕷

クモのイト/中田兼介

クモ博士である著者の、クモへの愛情が溢れる内容となっています。
そして、虫にすごく興味があったわけでもない私も、蜘蛛の世界を知ることで、人間にも当てはまるなぁなど感じながら読みすすめ、自分の身近にもクモの糸に繋がっていることがあることに気付かされました。

WEB

インターネットといえば、世界中に散らばるサーバーにある文書は、互いにリンクを張りあって結びついています。このシステムのことを、ワールドワイドウェブ、と言いますが、この「ウェブ」とはもともと「クモの網」を意味する言葉です。
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実際の網も、クモに情報を伝えるという大事なシステムです。
本『クモのイト』より

今の私の生活でなくてはならないものとなっているインターネットも、蜘蛛の網がルーツだったことを知りました。
インターネットで検索をする時は、蜘蛛が糸を張り巡らせる行為を想像し、「意図」を大事に、知りたい情報の糸を手繰り寄せる様に意識すると目的に辿り着くのも早くなるかもしれないと感じました。

たて糸と横糸の役割分担

エサの動きを止める役割を担うのがたて糸です。太さが同じなら鋼鉄と同じぐらいの強さがあります。
・・・・・・・
エサをからめとる役割を担うのが横糸です。・・・・・・・網を作る糸の中でネバネバしているのは横糸だけです。
本『クモのイト』より

たて糸と横糸の役割がはっきり分かれていることで、求めるものをGET出来るのですね。
本には全然書いてありませんが、縦の糸と横の糸と言ったら中島みゆきさんの『糸』が頭の中で流れてしまいました。
「クモの網」は「織りなす布」にも通ずるなと、人生の深みもしみじみと感じたのでした。

この本を読み、生き物の行動や特徴などから学びを得ることで、生き物と人との関係をより身近に感じることが出来ました。いつもは手に取らないような「虫」というジャンルの本と私を結びつけてくれた”POPな本のカバー”に感謝です!


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