【ここは伝えたい!5選】書籍「データ分析プロジェクト 実践トレーニング」
① 「技術を活用する」の定義
様々な技術を使って実験をしたり、ツールやシステムをつくってみたりしても、日常に取り入れられなければ、技術を「活用」したことにはならないと思っています。
実験しっぱなし、つくりっぱなしにせず、「日常に取り入れる」というところまで試行錯誤をすることがプロジェクトである、というのが、私たちの考え方の根幹にあります。
※詳しくは、『データ分析プロジェクト実践トレーニング』1章の「1-3 地図を使って技術を活用するということ」(P13〜)にて、解説しています。
② 「運用へのインストール」の重要性
そんな「日常に取り入れる」というプロセスを、本書の中では、「運用へのインストール」と呼んでいますが、以下の図の左のような場面をプロジェクトでよくみることがあります。
結果、後々になって、「プロジェクトが進まない」「つくったものが使われない」といったつまづきの原因になってしまいます。
※詳しくは、『データ分析プロジェクト実践トレーニング』2章の「2-7 「運用へのインストール」」(P59〜)にて、解説しています
③「業務構造を理解する」ということ
本書の中では、「業務構造」の理解について説明しています。
ですが、この「構造を理解する」というのは「業務」だけではなく、未知の知識や情報を自分に取り入れる際にも、共通したポイントだと思っています。
様々な事象がある中で、一部だけしかみなかったり、全体を一括りに捉えてしまっては、全体を深く理解することができません。
プロジェクトを進める上で、業務構造が理解できているかが、成否を分けると思っています。
※詳しくは、『データ分析プロジェクト実践トレーニング』2章の「2-4 ユーザーごとの「つくるもの群」の設定」の中のコラム「「業務構造」の理解」(P44〜)にて、解説しています。
※構造で理解するについてこちらの記事もおすすめです☺
④ 「地図」のバランス
私たちは、この「地図」の各項目が、バランスよく配置されていることがポイントだと思っています。
著者の好きなRPGがありまして、そのゲームでは、
ある街からストーリーがはじまるので、はじめは”この街がこのゲームの舞台なのかな”と思いながら進めるんですね。
でもストーリーをどんどん進めると、ついに街を脱出することになる。
それで、ゲーム全体の「地図」が見えた途端、やっべー広ー-!!?ってなるんです。笑
それまで見ていた世界(街)は、ほんのわずかな一部分にすぎないんですよね。
私たちがプロジェクトでつかっている「地図」の中の「つくってみる」も、そのRPGの最初の街みたいなイメージで、プロジェクトの地図全体の中では、ほんのわずかな一部でしかないと思っています。
技術書の分類から書籍を出させて頂いているのに、プロジェクト推進についても書かせてほしいと思ったのは、やはり「つくる」だけでは技術が羽ばたかないと感じているからです。
他の要素も、同じくらい大事です。
※詳しくは、『データ分析プロジェクト実践トレーニング』2章「技術活用を推進するための 「地図」」(P19〜)にて、解説しています
⑤ 「地図を使う力」
プロジェクトにおいて、やるべきことは、察知と対応だと思っています。
そのために、
メンバーひとりひとりの「その時々」の状態や状況を理解して、
メンバーやプロジェクトを「その未来も含めて」高い視点で見続ける必要があります。
そんな「地図を使う力」があれば、プロジェクトの推進力は、圧倒的に強力なものになると思っています。
※詳しくは、『データ分析プロジェクト実践トレーニング』6章「プロジェクトの推進力を高める「共創する力」」(P246〜)にて、解説しています
こちらの記事もおすすめです☺
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?