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Iroribiという社名に込めた想い

社名誕生も対話から…

「Iroribi」という社名は、2020年の12月に渋谷のとある居酒屋で誕生しました。この時のことは今でも鮮明に覚えています。代表をやらせてもらっている私(下山)と、創業前から今でも事業つくりやチームつくりで協力してもらっている方との、2人の対話の中で―まさに囲炉裏を囲うような距離感で―この名前が生まれたのです。

最初の思考の方向性は「融合」でした。
主にワインで使用される「アッサンブラージュ」という手法があり、最近では日本酒の製造にも使われるらしいということを記憶していたことで始まったように思います。ワインの本場であるフランス語で、“組み合わせる”や“寄せ集める”という意味を持ちます。原酒を組み合わせて、新しい味を生み出すという部分に惹かれていたので記憶しています。
ですがこれは他の団体等でも使われていた言葉なので、社名としては採用できません。

「融合」を起点にして、
「ハ・フュージョン」「期間限定すだちサワー」など、社名にするには程遠いようなアイデアも・・・(笑)
最終的に却下しましたが、しかし、それも新しい思考の広がりとなっていきました。

自分はどんなものに惹かれるのか、どんなことを社会に伝えていきたいか、などを話すうちに、日本の良さを活かした世界に誇れるような社名にしたいと思うようになり、「折り紙」「舞」「灯り」「松明」などを連想していきました。

また、自分の生まれ育った家には囲炉裏があり、そこで色んな人たちと火を囲んで会話やお酒を楽しむことが、すごく良い時間だと思っていることにも、改めて気が付きました。
そしてこの囲炉裏を囲む距離感こそが、創造性を引き出す場に近いという認識につながっていきました。

紆余曲折しながらも、最終的に「囲炉裏」がキーワードとして立ち、それに「新しい火を灯す」という志を込めて、囲炉裏×火=Iroribiが生まれました。
囲炉裏という日本が誇れるものを社名に入れることができたのは、思い返してもとても嬉しいことでした。

改めて Iroribi に込めた大切な想い

「融合」「日本が誇れるもの」「距離感」「新しい火」というワードが引き起こされてIroribiという名前が生まれました。

Iroribiメンバー、お客さん、パートナーの垣根を越えた「距離感」で議論をしながら、いろんな意見やアイデアを「融合」しつつ、「日本が世界に誇れるような」「新しいイノベーションの火」を創造すること。
こういった想いを社名に込めています。


それを体現していくために、Iroribiという会社は「受けて仕事をする」のではなく、お客さんも含めたいろんな人の考えを起点にしつつ「創り出す仕事」をやっていて、そのために私たちは会議の「距離感」を大事にするし、いろんな意見を取り入れつつ「新しい」を創造することに挑戦しています。

例えば、お客さんの意見をそのまま受け取るのではなく、その奥にあるものを引き出していく。
現場の課題背景を引き出していくことで、社会全体の課題に繋がることが多いというのも実感しており、まさに現場の課題から社会の課題にまで昇華させることで、新しい火種を創り出していきます。
また、複数のテクノロジーをデザインしながら融合させることで、火種からより大きな火へ、新しいイノベーションに育てていく会社なのです。

「Iroribi」への嬉しい言葉

最後に、Iroribiは主戦場をデジタル領域に置いています。そんな中、Iroribiという名前、ロゴ、Iroribiメンバーの人柄を見て「デジタル領域って効率化を重視していて冷たいイメージあるけど、Iroribiさんは暖かさを感じるね」と言っていただく機会がありました。

「暖かさ」は新しい気付きだった気がします。

囲炉裏を囲うような距離感と同時に、人間の暖かさがイノベーションの火を灯していく、そんな瞬間が楽しみでしょうがない。
その楽しさがIroribiの原動力になって動いていきます。


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