リモートワークでバラバラになった社内(や世の中の)情報を上手にまとめる
「情報」について、私たちがどのように捉えているかというと、大きく、「読むもの」と「使うもの」の2つに分けています。
読むものとしての情報
読むものは、その結果として、暗黙知的に、知識やノウハウとなるもので、主に、世の中に蓄積された教科書的な話や、先輩・上司の知見などです。蓄積されたものだけではなく、最新のテーマでの「気を付けるべきこと」などもあります。
そんな「読むもの」は、様々な形で定期的に触れた方がよく、頻度も高く、バリエーションも広く持たせられるとよいと考えています。
そうは言っても、なかなか上手く時間を作れないこともあるので、情報を得るための場や仕組みをつくることも工夫も必要です。
専門誌などの定期購読やメールマガジンもそうですし、オンラインサロンをそのような目的で使う人もいるでしょう。
また、RSSやgoogleアラートをslack連携して自動的にニュースが送られてくる仕組みをつくってしまうこともできます。
それから、会話中のことも大事な情報源ですので、業務に直接関係のある会議の他にも、勉強会のような形で他の部署のメンバーと話す場をつくることなども工夫の余地があります。
使うものとしての情報
一方、使うものとしては、仕事でのトークや提案など、実際の現場で使うための情報です。
これは「使える」ことが大切なので、「使える形」にしていく必要があります。
分かりやすくすると、テンプレ化したり、検索しやすく整理してあるとよいものです。
「情報」は、世の中に既にあるものや社内で共有すべきものなど不変的に長く使うものから、最新の話題や実験的な商材・売り方として短期的に使うものまであり得ます。
あらゆる「情報」を単に受け取るだけでなく、その中から「ここにつながるかも」「こういう場面で話してみよう」と整理しながら自分の引き出しにしまっていくことを習慣的にできると提案力にも活かされます。
「読むもの」と「使うもの」のどちらも大事
私たちは、情報を発信する時に(本や記事だけではなく、プロジェクト内において発信する情報でも)
この「読むもの(プロジェクトでは話すこと)」と「使うもの(プロジェクトでは使ってもらえるもの)」のバランスを意識しています。
例えば「読むもの」は提案したいことや次に向けて議論したいテーマ源など、それを受けて(一緒に)考えたい事柄、「使うもの」は前者のテーマなどを考えてまとめやすくするためのフォーマットやテンプレートです。
「読む/聞く」だけではなく、「使う」だけではなく、バランスよく体験することで、個人やチームの「力」をアップさせることができます。
なので、チーム内でそれぞれのメンバーが得た情報が共有される仕組みにしていくことも大切だと考えています。
それらの情報を共有する
私たちのような小さな組織では社内報をつくることはできないのですが…
情報共有のためのslackチャンネルをつくることや、新しい技術情報をテーマに勉強会をするなどで雑談も含めてそれぞれがもっている情報が顕在化するよう心掛けています。
プロジェクトに活かせそうな情報があれば、notionやgoogledriveなどにある特定の場所にその情報を蓄積しておき、見返しができるようにしています。
また、テンプレート化した方がよい事柄はパワーポイント(スライド)などにして配布し、それぞれがテンプレートから編集していくようにします。
このように「読むもの」と「使うもの」という分け方で情報を整理しながら受け取っていくことで、共有もしやすくなります。
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