地域とつながる/土壁塗り、危機一髪のスタートを地元の人脈で乗り切る
土曜日に土壁塗りを開始した。
ところが、いきなり大ピンチとなった。
そのために、ボランティアで東京から先生に来ていただき、塗り壁隊のメンバーも多く来ていただいたにも関わらずだ。最悪、何もしないで帰ってもらうしかない事態になった。
それは、1トン以上も準備していた島で採った赤土が、粘度が低すぎて、使えないという結果になったからだ。以前、サンプルで採取した土は問題なかったのだが、今回は、そちらの山からの採取が難しく、別の場所からに仕入れた。見た目は問題なさそうに見えたのだが…。
赤土は、ホームセンターでは売ってない。入手ルートが実は難しく、いくつもあるわけではない。だから、時間がかかるのだ。
これは、困った。そう簡単に入手できない。
慌てて、島の知人に電話をかけまくって相談したところ、以前、古民家を解体したときに収集した土壁の残骸があるという。
さっそく持って来てもらい、これなら大丈夫だとお先生からの墨付きをもらった。リサイクルで土壁を塗るという方法があるのだ。
これで、何とか初日は土壁を塗ることがスタートできた。
さらに山から採取した粘度質のある赤土が、残されているという情報が、その後、入った。かなりの量があり、さっそく翌朝に持って来てもらえるそうだ。これで2日目の作業のメドもついた。
いや、冷や冷やであった。
島の方々が早急に動いていただいたおかげだ。感謝である。
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