松本人志さんから学ぶ「面白さ」の裏にあるもの
ジョニーデップと同い年のマキノタイチです。
ハッキリ言って私は「面白さ」に欠ける男です。
これって謙虚に言ってるわけでなく、「うける冗談話」も言えない、面白くない側の人間なんですね。
だからこそ、人に楽しんでもらえる「面白さ」を身につけたいと思っているのです。(エンターテイメント性ってやつです)
なぜなら、自分という人間は、生後56年の間に、何かしらの面白い体験をしてきたからです。
◆同世代の際立つ人たちから学ぼう◆
私と同じ1963年に生まれた有名人には
・ブラッド・ピットさん
・ジョニー・デップさん
・マイケル・ジョーダンさん
・松本人志さん
・出川哲郎さん
などがいるわけですが・・・
56歳。(2020年はみんなでそろって57歳)
それぞれがミドル世代の味を出しながら、第一線で活躍しているわけじゃないですか。
そして、各々が魅力にあふれているんです。
そんな中、私の好きな松本人志さんが、とても興味深い発言をしたんですね。
ご存知の通り、松本さんは言わずと知れたお笑い界の鬼才芸人です。
独自の世界観が際立つ1人。
その彼が、自らの笑いについてこう語ったのです・・・
original voice---------
(貧しかった子どものころ)オレ、尼崎の街を・・・
自転車買ってほしかってんけど、自転車買ってもらえなかったから、オレはずーっと小学校の時に、自転車に乗っている※ていで街を走っていたんですよ ※てい (風に・つもりで )
ガッシャーンとスタンドを立てて (立てたふりをして)店入ったりしてたからね(自転車など) ないのに!
それを言うとなみんなな「なんか悲しい」って・・・
~中略~
少し悲しくないと面白くないかもしれへんなオレは
その比率が難しいねんけど、絶妙な割合なんやろっけど、どっかに悲しさがないと面白くないんかもしれへんな・・・
---------original voice---------
と。
この言葉を聞いたとき「面白さ」というものの本質を少し理解できたような感覚になりました。
そして、情報を配信していく者として「どうして人は面白いことに魅かれるのか・・・」をちゃんと理解しておく必要があると感じたのです。
◆「面白さ」の裏側にあるもの◆
面白さの裏側には、多くの人々に共通する「人間の悲しみ」があるのではないかと思います。
その人の「赤裸々でちょっと恥ずかしく悲しい歴史」が面白さをかもしだすのかもしれないと解釈したんですね、私は。
そう考えると、自分の辛く悲しい過去を面白おかしく話せる力は、今の時代
相当な武器になりそうだと感じたのです。
ただし、松本さんが言うように
「その比率が難しいねん」
「絶妙な割合なんやろけど」
というと壁はあるのでしょうね。
でもこの壁って、実際に一度は当たってみなくちゃわからないものなんでしょう。
実際に壁に当たれば
・堅さ
・高さ
・幅
・厚み
これらを体感できるし、体感できれば次の手が打てるというわけです。
◆プレイヤーであれ◆
大切なのは「傍観者」にならんことだと思います。
スタジアム内の観客になることなど(言いかた悪いですが)お金払えばバカでもできるわけです。
そうじゃなく、実際にピッチに立ってプレーする側の人間になることが重要だと思うんですよ。
だからこそ「面白さ」を感じてもらえる取り組みをしていかねばです。
・恥も
・失敗も
・悲しみも
・苦しみも
・痛みも
すべては「面白さ」を演出する「1つの出来事に過ぎない」と受け止めて、(失敗を少し期待するような心構えで)アウトプットしていくことが大事だと感じます。
松本さんはこうも言っていました。
original voice---------
(芸人は) ただの芸術家になってしまったらあかんと思ってる
「芸術家」と「芸人」は違っから
でもなんかこう・・・
(芸人と言っても)膝まづきたくないやんか!
---------original voice---------
共感できた!
面白さを売りたいけど「媚は売らない」まさにこの感覚なんですよね。
同世代の「この感覚」を自分も大切にしたいと思いました。
P.S.
うちの子どもたちへ
恥や、失敗や、悲しみを恐れ
チャレンジをやめてしまうと
自分の魅力はなくなっちゃう
お前たち一人ひとりの経験は
たとえそれが辛かったものでも
宝になるんだって信じような
from パパ