言霊エピソード
隠していた本音があるマキノタイチです。
それは・・・
ある人を見たとき「羨ましい」と思ってしまったことです。
いや・・・
「羨ましい」
くらいならいいのですが、実のところ
「畜生なんでアイツだけ」
「なんかムカつく」
「失敗すればいいのに」
「恥をかかせられないかな」
という
嫉み(ねたみ)
嫉妬(しっと)
嫉み(そねみ)
の醜い気持ちが湧いてきて・・・
そんな自分に酷く落ち込んだという経験があるのです。
では、いったいどんな人物が羨ましかったのか?ということなのですが、、
それは
・なぜか人気があって
・自信に満ち溢れていて
・いつも周りには人がいて
・自然と仕事が集まってくる
そんな人を心の底から「羨ましい」と妬んでしまったのです。
この気持ちは、以前、何をやっても空振りでビジネスも人間関係も最悪な状態のときに湧き続けていたものです。
当時は、日々自分を否定しまくるセルフダメ出し状態。
それでも醜い気持ちを抑えきれず、どんどん「うつ」に向かっていく恐怖が生まれてきて、必死にそれすら否定していたのです。
ようは、、
知らないうちに
『他人』
というコントロールできないものに振り回されていたのです。
さて、あなたの周りには人が集まってきますか?
もしもあなたがビジネスをやられているなら、人が集まってこないと死活問題になりかねません。
私も≪死活問題の経験者≫なので、その不安や恐怖は共感できるし、十分すぎるくらい理解もできます。
ところが当時の私は、、
解決策がなかなか見当たらず、本を読むことが精一杯でした。
毎日、本にすがっていました。
そんな時に本で出会った歴史上の人物に『吉田松陰』という先生がいました。
そして、その先生の言葉が私の心を突きさしたのです。
松陰先生は
◆自分の価値観で人を責めちゃダメ
◆1つの失敗で人の全てを否定しない
◆人の長所を見て短所は見なくていい
◆人の心を見ろ、結果を見なくていい
『そうすれば人は必ず集まってくる』
と諭してくださいました。
しかし、この考えには納得はしたものの、なかなか心に落とし込めない私。
落とし込めないというのは・・・
理屈で解ったとしても行動できないといった感じです。
行動できない私は途方にくれました。
しかし、毎日お経のように
「オレの価値観など無視しろ」
「どんな人でも肯定しろ」
「相手のいいところだけ探せ」
「どんな考えを持っているかを観る」
こんなことをブツブツ唱え続けていたのです。
すると、ㇷとした時に
・相手の価値観がわかり
・相手を自然に肯定でき
・相手の魅力が視えてきて
・相手の考え方が解る
こんな感覚を覚えたのです。
多分これは「言霊の力」です。
始めは驚きました。
しかし、次第に心の変化の理由がわかってきたのです。
その理由とは・・・
自分自身が「これだ!」と思った考え方は紙に書いたり読んだりするだけでなく≪声に出して唱える≫ということだったのです。
これはお奨めしたいです。
なぜなら
・ダメダメなとき
・自分を否定するとき
・納得できないとき
こんな時は「心の中」だけで自虐的になってしまいます。
負のパワーに支配されます。
しかし
元気になれる考えを探し声に出す言葉も変えると「言霊」のパワーが心の中をガラッと変えてくれるのです。
私の場合、お経のようにぶつぶつ独り言を唱えただけでしたが、変化が現れました。
具体的な出来事をご紹介しますと・・・
未知の重さである90kgの負荷をベンチプレスで3発上げたとき、私は90kgに挑戦する前に
「オレなら絶対できる!」
「90kgなんて楽勝で上げられる!」
「カモンベイベー、カモ~ン!!」
と言葉に出したのです。
すると、1発目は驚くほど簡単に上がり、2発目は自信をもって上げられ、3発目はうなりながらも絶対できると確信をもって上げられました。
未知の世界に挑戦するときは誰もが緊張したり、失敗することにビビッて本来の力を発揮できないことが多々ありますよね。
そして、自分から発せられる言葉を変えはじめたら、冒頭の人を羨ましがったり、嫉妬したり妬むことが無くなっていたのです。
「人より自分」
多分、自然に、こんなふうにシフトしていったのでしょう。
このように「言霊」の力は人生のダークサイドから自分を救ってくれます。
今は言葉を楽しんで選びブツブツ念仏のように日々唱えていますし、誰かに頼まれごとをされたときには
「楽勝です!」
「安心して任せてよ!」
なんて、やったことないことを頼まれても普通に言っちゃってます。
すると自分が思っていた以上のクオリティーとスピードで出来ちゃうのです。
いやいや言葉って・・・
マジすっげぇぇ~~~(^^)/
P.S.
うちの子どもたちへ
性格を変えなくていいから
声に出す言葉を変えてみて
驚くほど良い変化があるから
from パパ