料理の腕と「伝える」の意外な関係
意外と料理作りが好きなマキノタイチです。
昨日、私の奥さんが漁港で有名な街のマグロ専門店へ買い物にでかけました。
買ってきたのはマグロです。
当然、夕飯はマグロのお刺身でした。
奥さんが切り分けてくれトロと赤身を食べたのですが…もう、旨いのなんのって!!
・脂ののり具合といい
・絶妙な歯ごたえの食感といい
・口の中で溶け染みこむ感じといい
幸せ感いっぱいになりました。
ここで考えてみてください。
これは私の奥さんの「腕」というより「素材」の良さの勝利だと思います
しかし私の奥さんが…
もし
よい「素材」を見分ける目がなかったとしたら、、、
もし
よい「素材」を売っている店を知らなかったとしたら、、、
もし
よい「素材」が流通し始めるタイミングを知らなかったら、、、
もし
いいお刺身を家族の皆がしばらく食べていなかったということを知らなかったら、、、
私は美味しいお刺身がきっと食べられなかったでしょう。
ということで、このような≪情報≫も美味しい料理を提供するには必要だということです。
「素材5割 情報3割 腕前2割」
良い料理はこのような割合で提供されるんだという例えの言葉です。
で、実はこれ、コピーライティングでも同じなのです。
よく
「ライティングスキルをアップしたい」
「売れる文章が書けるようになりたい」
という人がいますが、これは「腕前(スキル)」の部分です。
要は、わずか2割の部分のお話です。
おいしい料理になるかどうかは料理人の調理の腕にかかっているのではなく、その大半は、、
・いかによい食材を揃えられるか
・いかにしっかり仕込みをするか
・下調べ
ここにかかってくるのだと思います。
これはコピーライティングでもまったく同じことなのです。
コピーライティングで最も大切なのは「リサーチ(下調べ)」の部分なのです。
例えば、前回、私はFacebookの記事の中で≪「伝える」を一番何に活用したいか教えてください≫
とお願いいたしました。
これは
「リサーチ(下調べ)」だったのです。
何件かコメントをいただけました。
すると
●「伝える」というスキルを求めている人の割合であるとか・・・
●どんな理由で「伝える」を必要としていらっしゃるのか・・・
●男女比はどうだろうとか・・・
●どんなお仕事をされている方なのだろうとか・・・
このようなことがリサーチできました。
その結果、本日のこの記事ができたのです。
もうお分かりかもしれませんが、昨日の「伝える」とはコピーライティングのことでした。
そして「伝える」で大切なのは…
『伝えたい人が知りたいことを下調べしてそれを人が使う言葉や表現で解りやすく順序よく文章にしていくこと』
ということなのです。
・相手の知りたいことを下調べする(料理では素材を揃える)
・相手がよく使う言葉・表現にする(料理では仕込みの部分)
・順序良く文章にしていく(コピーライティングのスキル)
これではじめて「伝える」ができます。
決してテクニックだけということではありません。
伝えたい人のことを心から深く考え、愛情をもって大切な人の手を握って導いてあげる・・・
これが「伝える」ということです。
コピーライティングは「愛」だと言い切っている人がいますが、まさにその通りだと思います。
もっというと、、、
ビジネスは「愛」なのだと思います。
相手のことを調べる…
私も若いころ好きな女性のことをがんばって調べました。
・どんな趣味があって
・どんなことに興味を持っていて
・どんな男性が好みか
・どんな映画が好きで
・どんなところに住んでいて
・どんな下着…
まあ、とにかく調べるわけですよ!
ようはこの段階無しに自分の想いだけを書いているから伝わらない。
ということです。
まずは、このような意識改革からスタートしてみてください。
では・・・
P.S.
正直言いますと、これは「自分」に向けて書いてる内容でした。
基礎中の基礎をいつも確認!
どんな仕事でも同じですよね(^_-)-☆