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白い自分と黒い自分

天邪鬼(あまのじゃく)なマキノタイチです。

今回は「マキノが大好きな自慢の友に実は嫉妬していた…」なんて超個人的なお話です。

※自分史ですので「そーゆーのつまらん」という人はここでサヨウナラ
※確かに、見知らぬオッサンの自分史などマジでつまらん気がしますしね

冒頭でもお伝えしたように、私は自分を天邪鬼(あまのじゃく)だなぁと思うときがよくあります。

天邪鬼(あまのじゃく)とは・・・

・わざと人に逆らう言動をする人
・つむじまがり
・ひねくれ者

つまり、素直じゃねー奴のことを表す言葉のようです。

さて、冒頭でもカミングアウトしましたが、私がなぜ天邪鬼を自覚したかを「エピソード」を交えてお話しします。

遠い昔、私には親友がいました。

とても素晴らしい人格の持ち主で、俗にいう「超いい奴」でした。

自分をしっかりと持っていて、憂い(うれい)などみじんもなく、自分の夢に向かって一直線な奴。

当時、そんな友人を白マキノは無意識に誇らしく感じていたのでしょう。

よく、他の奴に自慢していました。

しかし、同時に黒マキノはこう思っていたのです・・・

「なんも迷いが無いよーなお前に、オレの誰にも言えない劣等感など到底わかるはずねーよな」

と。

妬(ねた)んでいたのです。
嫉妬心をもっていたのです。

彼が、夢に向かって自分らしく生きていけばいくほど、なぜか「奈落の底」に突き落とされる気分に沈む自分がいたのです。

・・・・・・

その後、彼と私マキノはそれぞれの道を進んでいき、会うこともほとんどなくなりました。

しかし、それからもことあるごとに黒マキノが登場してきては・・・

・すごい人
・素敵な人
・かっこいい人
・成功した人
・金持ち
・優秀な人

このような友人たちを、白マキノが認め賞賛する陰で、黒マキノは彼らを妬(ねた)み、嫉妬し、相手の無様なシーンを期待しながら、すまし顔でいたのです。

そんな「白黒マキノ」が同居していた自分。

その後、それが当たり前かのように、十数年以上が経っていったのです。

・・・・・・

40歳を過ぎたとき「サイコ・サイバネティクス」というプログラムと私は出会いました。

プログラムでは、セルフイメージがその人の性格や行動に大きな影響を及ぼすと教えてくれました。

セルフイメージは、両親や先生や友だちから聞かされた意見・態度などで作られていってしまいます。

特に、子どものころに聞いた言葉は、セルフイメージに深く根ざします。

また、大人になってからも、自分の経験した成功や失敗、他人の態度や言葉などでセルフイメージは作られ続けます。

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脳に一度定着したイメージは強力です。

なぜなら、無意識にセルフイメージ通りの行動を選択するようになるからです。

たとえば、学校の先生に「君は作文が上手だね」と言われた生徒が小説家を目指したり、新聞記者として活躍する夢を抱くこがあります。

逆に・・・

「君の作文は読みづらい」と言われると、自信をなくし、文章を書くのが
嫌いになり、大人になっても文章や企画書への苦手意識が取れなくなることもあるのですね。

・自分の行動
・他人の振る舞い

その時々に抱いた感情などがセルフイメージに刷り込まれてしまい、その人が発揮できる能力とは関係なく、昔言われた言葉どおりの自分自身を演じてしまうのです。

一種の催眠状態と言えるかもしれません。

・・・・・・

私は、そんなサイコ・サイバネティクスを勉強したことから、そこでようやく気づくことができたのです。

それは「白黒マキノの正体」です。

私は「褒められたかったのに褒められた経験がない」というトラウマをずっと抱えていたということがわかりました。

このことに気づいたとき、ずっと「さみしく」て「悲しかった」自分をやっと見つけてあげることができたのです。

◇白マキノは希望の光
◆黒マキノは満たされなかった過去

この二人が私の中にいて、さらにこの二人は・・・

◇白マキノは黒マキノがキライ
◆黒マキノは白マキノがうざい

このような人間関係(?)だったのです。

そこで私は、第三のまきのを用意しました。

第三のまきのとは・・・

グレーマキノです。

グレーマキノは、催眠状態のような私を覚醒させてくれました。

なぜなら、グレーマキノは自分を否定しない「あやふや」な存在だったからです。

「まっいいか」
「仕方ねーな」
「こんなもんだな」

両極端だった「白黒マキノ」が喧嘩になりそうなときに登場し、その場を「まあまあ」と仕切るグレーマキノ。

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パッと見、いい加減なグレーマキノだったのですが、私の中では新鮮な存在でした。

・許す
・許せる

そんな自分と生れてはじめて出会った気がしたのです。

いつもとんがっていた「白黒マキノ」も許せるようになってきて、なんか楽になったのです。

今もとんがるときはとんがります。

ただし、グレーマキノがいるので、ちゃんとその後フォローしてくれます。

許す…
許せる…

ホントに初めての経験でした。

・・・・・・

そして今、グレーまきのが進化しました。

進化したその名は、「シルバーマキノ!」です。

・許すマキノ
・許せるマキノ

が、ちょっとだけ輝いてきたって感じです。

今もねたみや嫉妬はあります。

あるんですが許せるのです。

ちょっとだけ進化したってことを、これだけ長々と説明したわけで、ここまで読んでくださったあなたに「なんか悪いなぁ」と感じています…

が!

「まあ、いいか!!」

と、笑って自分を許しちゃえるようになったのも、シルバーマキノのおかげなんだと感じています。

P.S.
うちの子どもたちへ

イエスかノーか、白か黒か
ハッキリさせたいときって
きっとあると思うんだ。

ハッキリさせて
スッキリしたい

確かにその気持ちはわかる。

でも、極端な意見からは
新しい道を発見できない。

グレーゾーンから新たな道を
探してみたらどうかな。

from パパ

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マキノタイチ
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