人が本当に欲しがっているもの
コピーライターとして投稿するマキノタイチです。
(ビジネスをしているあなたの参考になれば幸いです)
あなたがもし、商売をしている人なら、お客さんが欲しがるものを知りたいと思いませんか?
お客さんが欲しがるものを知り、それを提供したら、確実に売上げがアップするわけですから、その情報は貴重ですよね。
しかし、なかなかそのような商品を見つけられず、四苦八苦している人が大勢いるわけです。
今回は・・・
どんなご商売でも当てはまる「お客が本当に欲しいもの」についてお話ししたいと思います。
私は今までに様々な人たちと出会い、ビジネスにおいても多くのお客さんや専門家の先生たちと出会ってきました。
そして、いろいろな種類の相談や話を聞いていく中で、どんな人にも共通点があることが解りました。
人が欲しがっていることは「どんな人でも同じだった」という事なのです。
・起業家としても
・会社員としても
・母親としても
・一般消費者としても
同じことを欲しがっているのです。
で、人は何を欲しがっているかというと…
「その時の自分の状態を変えて、その時の自分の感情を変えたい」
ということを欲しています。
仮に、あなたがお店の店長だとしましょう。
店長さんなので、お客さんと会いますよね。
お店で会ったお客さんが何を望んでいるかというと、望んでいるのは感情の変化です。
人が望んでいる感情の変化は、様々な名前で呼ばれています。
たとえば
◆「退屈」と感じている人は「面白い」という感情になりたい
◆「怖い」と感じている人は「楽しい」という感情を得たい
◆肉体に「痛み」を感じている人は、精神に「安らぎ」という感情を求め
◆「緊張」を感じている人は「リラックス」という感情を欲する
このように、その時々で様々な感情の変化があり、自分にとって良い方の感情の変化を欲しがっているのです。
「変化(tranceformation)」が欲しい。
これを与えるのが商売です。
お客があなたの商品を買ったり、買わなかったりすることには、ちゃんと理由があります。
その理由とは、、、
お客は感情の変化が欲しいので(常にこのように人を見つめてみよう)それが叶いそうなら買うし、叶いそうもなければ買わない。
ただそれだけです。
感情の変化は、子どもの頃から私たちが求めているものです。
男の子は「変身」が大好きです。
・仮面ライダー
・ウルトラマン
・ガッチャマン
とにかく「変化」を求めました。
女の子も「変身」が大好きです。
・白雪姫
・シンデレラ
・秘密のアッコちゃん
このように「変化」は無意識に求められ、古今東西人の「欲」を掻き立ててきました。
人は「それが気持ちいい」という感情の変化が欲しいのです。
「結局、人は何が欲しいのか?」
全部「感情の変化」が欲しいのです。
このことについてあなた自身で試して下さい。
あなたが
・欲しいもの
・欲しいこと
・欲しい状態
これらが何であれ今すぐ挙げてみてください。
そして、なぜそれが欲しいのかと自分自身を問い詰めてみてください。
すると「自分の感情を変化させたい」ということに行き着きませんか?
必ずあなたは、何らかの自分の状態の変化で、何らかの感情の変化を求めていますよね。
感情の変化を求めて「その状態が欲しい」と思っているのです。
お金が欲しいと言って、金が欲しいのではありません。
お金を持つことによって「自由」が得られるという「安心感」や「開放感」が欲しい。
お金がその気持ちの変化を与えてくれると思うからです。
だからお金が欲しいと思うのです。
人間関係でも
「素敵な彼女が欲しい」
「素敵な彼氏が欲しい」
とよく耳にしますが、素敵な彼女や素敵な彼氏が欲しいわけではありません。
そのような彼女や彼氏を持つことで「自分の感情の変化が欲しいだけ」ではありませんか?
多くの人たちは、ここで大きな間違いを犯しがちになります。
その間違いとは、「自分の感情は、自分の外側に影響され、そこからコントロールされている」と思い込んでしまうということです。
これは本当に大きな間違いです。
童話の「青い鳥」を思い出して下さい。
幸せの青い鳥を探して旅しても、青い鳥と思って捕まえた鳥は違う鳥ですよね。
あなたの気持ちや感情や状態は、外側から飛び込んできたり、外側に探すものではなくて、あなたの内側に存在し、心の中から来るものなのです。
だから、本当は今の状態でも「変化」をさせることができるのです。
しかし、人は商品やサービスを外部から買って、自分の感情を変化させようとします。
これは今始まったことではないし、今後も続いていくことなのですが…
理解だけはしておいてください。
そして、お客さんの感情を「いかに変化させてあげられるか」だけを考え宣伝文句を作ってみてください。
それが、コピーライティングの原点です。
ここを心から解っていないと形だけのコピーになります。
結果、売れません。
このように最終的に「人」を突き詰めて考えていくと、コピーライティングに当たります。
だからこそ「世界最強のスキル」と、私は信じているのです。
P.S.
うちの子どもたちへ
「自分を変えたい」って
思うことがあるかもだけど
人や商品やサービスに頼らなくても
自分を変えることは出来るんだって
頭の隅に記しておいてほしい。
どんな自分でも受け入れること
今の自分を許してあげること
本当はこれだけで変われるんだよ
from パパ