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激エモ中二病ワイヤーアクション『Last Order』 steamゲーム紹介レビュー


(クリアして熟慮してから書こうと思っていたのですが、
なにか埋もれてしまいそうな空気を感じたので微力ながら投稿します。
プレイ途中ですので、考察が足りないレビューです、申し訳ありません。)


 『激エモ中二病ワイヤーアクション!!』


・概要

ワイヤーアクションがとても気持ち良いアクションゲームです。

まずプレイして感じたのは、画面のすさまじい広さ
主人公が圧倒的に小さい。
反面、対峙するボス敵はとんでもない大きさです。

デカいものは速い。歩幅が大きいのですから当然です。
ただ走るだけでは回避が間に合わない。
主人公は簡単に叩き潰されてしまいます。

そこで活躍したのがワイヤーアクション。
主人公の何倍もの長さを誇るこのワイヤーは、
すさまじい速さを主人公に与えてくれます

ワイヤーは連続で使うことができます。
連続で使うことで、更なる加速や逆方向へのターンが可能
主人公は縦横無尽に広大なフィールドを駆け巡ることができます

更にワイヤーには攻撃判定が存在します。
ワイヤーで敵に触れるだけで切り刻めるのです。
その間合いはすさまじく、主人公が降る剣の何倍ものリーチ。やばいです。

降り注ぐミサイルを連続ワイヤーによる高速移動で回避。
立ち位置を調整したところで決める、必殺のワイヤー攻撃。
巨体でせまってくるボスとワイヤーですれ違い、大ダメージを与える。

2Dアクションゲームの面白さのキモである 移動による回避
それを広いステージとワイヤーアクション、
強大なボスによって、これでもかと味わえます。
これがめちゃくちゃ楽しいです。
ゲーム的な面白さだけでなく、演出的にもとても優れています。

空中ワイヤーアクションで敵の頭に飛び乗って刺す、
極太ビームをかわしながら連続ワイヤーアクションで敵を追いかける、
強敵のミサイルを(ワイヤーで!?)跳ね返して大ダメージを与える、

中二病がいちどは夢想するアクションシーンが満載です
PVだけだと
「うーん…でもこのドットグラフィックだし…?キャラ小さいし…?」
と思うかもしれません。でもちがうんです。マジですごいんです。

これらの中二病アクションシーン。
ムービーではなくゲームプレイなんですよ。
実際に自分でやれるんです。
没入感マシマシ。めちゃくちゃ気持ちいいです。

・ゲームプレイ


ひとつのアクションを擦りつづける
単調なものにならないよう工夫されています。
段々とアンロックされていく様々なアクション、
それらを状況に応じて使い分ける、メリハリのあるプレイです

メインアクションがワイヤーであることも、
マンネリの打破に繋がっています。

キャラクターの移動を細かなところまで制御しきるのがとても難しいため、アドリブによる修正がよく発生します。細かなスティック動作や、各種アクションによる移動修正。スリルを制する魅力があります。

・難易度


難易度は決して高すぎることはないものに調整されています
難しいけど遊び易いです。

最初に挑んだときは「無理かも…」と思わされますが、
新しいアクションや装備をひとつ試すたびに劇的にボスのHPバーが減っていき、完璧な動きができなくとも(ダメージを喰らいながらでも)クリアすることができます。

ここはさすがソウルに関わっていらした方のバランス調整というべきで、
「手強さを感じる。しかし、簡単にクリアできる」
という一番おいしい難易度を楽しめます。

物足りないと感じたら、有効な装備を外すだけで難易度がハネあがります。
自分を追い詰めたい人も安心です。

・ストーリー

「ロボットは絶対命令(ラストオーダー)には逆らえない
「主人公が集める強力なアイテムがあれば、
絶対命令(ラストオーダー)に逆らえる
というセンセーショナルな設定。
これを軸に様々なキャラクターが登場します。

謎めいていて、なにかを匂わせるような描写が多いです。

このラストオーダーまわりの設定が本当に良くて、
ボスが鬼気迫る滅茶苦茶なアクションで殺しにくるのに凄まじい説得力を感じますし、
対峙する主人公の心に何かが生まれていくのをどうしようもなく感じます。

アクションシーン × 感情(文脈)
この組み合わせが生みだす驚異的なパワーを疑う人間はほぼいないでしょう。

めちゃくちゃエモーショナルなアクションシーンを!
自分のプレイで!
楽しめます!

・総評

非常に安価なゲームでありながら、
エモいアクションを楽しめる傑作に感じました。

ゲームとして攻略を楽しむだけでなく、
シチュエーション燃えでオーバードーズを起こせます。

映画やアニメ、ムービーシーンを見て、
中二病アクションシーンを一度でも妄想したことのある人間さん
やろう!!



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