隠れ鬼ごっこFPS レッドフォール(RED FALL) ラストアップデートレビュー
※ 最終アップデートにあわせてとりあえず書いた乱文です。
まだまだ遊びきれていないので、全キャラやスキルをやり終わったらまた清書したい……です。
吸血鬼に支配された街を取り戻す術は
……ゲリラ戦!?
逃げ隠れしてヘッドショットを狙う
隠れ鬼シューティング
舞台は、吸血鬼たちに支配されてしまった街。
数も能力もプレイヤーキャラクターを上回る 強大な敵たち。
圧倒的な不利をくつがえす唯一の手段……それは……逃げ隠れすること!
追う敵の一瞬のスキを突く 隠れ鬼シューティング!
……といった具合のFPSゲームです。
Coopゲーム的なPVで誤解しがちですが、実際は「ステルス+ラン&ガン」ゲームです。
1.メインコンテンツである戦闘の説明
このゲームの敵は 攻撃が半端なく強いです。
顔役である吸血鬼は、どこにでも出現する ワ ー プ からの打撃。
銃を持つ敵であるカルティストは、射程内であれば必中の射撃。
体力が高いうえに群れているため、Coopのノリで正面から撃ち合うと まず負けます。
ではどうするのかというと、ヘッドショットを狙います。
このゲームのヘッドショットのダメージは、なんと通常の3~5倍!
吸血鬼が近づいてくる前に、カルティストが撃ち返してくる前に瞬殺できます。
もちろん、ヘッドショットを狙うのは困難です……。
エイムアシストは充実していますが、ワープして走り回る相手ではそれでも足りません。
しかし、相手が棒立ちなら話は別。
察しの良い方はお気づきでしょう…そう、ステルスです。
まず索敵をしっかり行い、敵の位置を把握。
ハロウィンチックな街並みは、ステルスゲームの舞台として非常によく作られています。
花壇の影や路地裏といったちょっとした物陰。屋上や街灯といった高い場所。
さりげない死角が設置されており、索敵がかなり面白いです。
もちろん、先に自分が見つかってしまっては意味がないので、
こういった死角を利用して隠れます。隠れながらの索敵はかなりドキドキします。
敵の位置を把握したら、狙撃場所を探して隠れます。
屋根の上など、敵との高さがちがう場所。
全員を狙える場所。すぐ逃げられる場所。
考え方はいろいろですが、有利な場所を探します。
準備ができたら順番にヘッドショットです。
このゲームの敵は、銃声や撃たれた味方に反応して索敵するのでいずれバレます。しかし、それでも頭を狙うぐらいの間はあるので次々と敵を倒していきます。
目につく範囲の敵はこれで倒せます。
しかし、数が多すぎたり、増援がやってきたり、索敵もれがあったり……。
計画が狂うことは多々あります。そうなったら「ラン&ガン」……逃げの出番です!
ジャンプスキルで屋根へと飛び移る。
ステルススキルで透明になって隠れる。
路地裏をカクカク曲がって置きエイムする。
街中に設置された爆発物や電源を撃って敵を足止めする。
スキルや障害物。己の足をうまく使って敵から逃げ延びます。
特に活躍するのはスキルです。どのキャラクターも強力な性能の逃げ(足止め)スキルが1つは存在するので、それを頼りに敵を減らします。
その後に逃げる際は、地形をうまく使うことがカギになります。
屋上などの敵との高さがちがう地形へど移動すれば、索敵をいったん切れます。
壁などで射線を切れれば、銃を撃つカルティストはいったん無視できます。
花壇や車などの段差をうまく使えば、走ってくる吸血鬼を撃つ時間を稼げます。
(吸血鬼はプレイヤーのもとへ直接走ってこれる場合は、ワープしてこない。)
そもそも論として、屋根などの敵との高さがちがう地形を利用すれば
逃げる際も 事前に行った索敵が効いてきます。
逃げ隠れするのに都合の良い場所を見つけておいて、敵を誘いこみ。
置きエイムによるキルゾーンを形成。ダメージを稼いで追いつかれたらまた逃げる……。
敵から逃げ隠れするのは、スリリングで楽しいです。
モンスターパニックものの主人公になったような感じ。
FPSゲームとしては珍しい……というより似た作品が見つからないプレイフィールです。
鬼ごっこ的な感覚が好きな人。
FPSゲームの立ち回りを考えるのが好きな人。
ゴシック的な雰囲気が好きな人にオススメです。
2.細かな雑感
・武器バランスの優秀さ
最終アップデートで特によくなった部分です。
このゲームの武器種は
「強い場面ではとことん強いけど、それ以外では鉄クズ」
というピーキーな調整になっています。
代表的な例に紫外線照射装置があります。
吸血鬼を石化させる武器です。なんと石化した吸血鬼は次の一撃で死亡。
後ろ下がりしながら撃ち続けるだけでモブ吸血鬼には絶対に負けないレベルで強いです。しかし、エリート吸血鬼にはあまり効果がなく(石化はさせられるが、一撃で倒せないので普通の銃で撃ったほうが早い)、カルティスト相手には効果ゼロです。
すべての武器種がこんな感じなので、
「この武器持ってれば負けねーじゃん!」と思っていると 次の場面でボコボコにされます。
戦闘中は、事前に選んだ武器を3つまで即座に切り替えできます。
(その気になればメニュー画面をひらいてさらに切り替え可能です)
たくさんの武器を、場面ごとに次々と使い分ける必要があります。
前から武器バランス自体は良かったのですが、最終アップデートで敵の編成が見直されたことによって、有効な武器が一度の戦闘中にころころと変わるようになりました。
とても楽しいです。
ちなみに他のレビューでステークランチャーが最強とか書いてあるのがありますが、射撃精度最悪かつヘッドショット無しでリロードも再装填も死ぬほど遅い武器なので死にます。
他の武器と組み合わせて、詰めの一手で使うなどすれば有効です。
これはアップデート前からそうでした。さすがにエアプレビューが多すぎますね。
・敵の種類の豊富さ
最終アップデートでとても良くなった部分です。
エリート吸血鬼などが追加されたほか、編成が大きく見直されました。
以前は「吸血鬼だけ・カルティストだけ」といった編成が多く、それぞれワンパターンな動きになりがちでした。しかし、最終アップデートでは混戦部隊が非常に増えています。
有効な戦法がつぎつぎと切り替わるため、幅のあるプレイが楽しめます。
・通信プレイは若干不安定
最終アップデートで悪くなった部分です。
なんか異常に始まらないことがあります。かと思えば爆速で繋がることもあります。
解雇したスタジオのゲームとはいえ、
運営してる以上は良いサーバーあててやれよ ベセスダさん!
・バグが多少残っている
初期とちがって普通に遊べますが、たまに挙動がおかしな時があります。
マップを開くボタンが効かない(メニューからは開ける)といったようなバグです。
致命的なものではありませんが、若干気にはなります。
せめて予定されたアップデートが終わってから解雇しろよベセスダァァ!!!!!!!
・マルチプレイで聞けるキャラクターの掛け合いが楽しい!
マルチプレイでは、キャラクターが掛け合いをしてくれます。
パーソナリティに踏むこむような内容も多く、聞いていてかなり楽しいです。
キャラゲーとして成立するレベルで喋ってくれるので、ここが1人プレイで聞けないのが本当に残念です。
オフラインモードでも聞けるようにしてください!!!!!!!!!!!!!!
特殊な通信機とかでいいだろ!!!!!!!
・キャラクターバランスの優秀さ
最終アップデートでかなり良くなった部分です。
どのキャラクターも強力になりました。
特にアッパー調整を受けたのがレイラ氏。これまでの大器晩成キャラクターから一変、序盤からバリアやジャンプを駆使して立ち回れるようになりました。アルティメットもバグが修正されたことによって普通に使えます。(元カレ、こんなに便利だったんですね)
一部の強すぎたスキルも面白味が出るように調整された雰囲気です。
(たとえば、ブリボンはHPがかなり低くなりました。)
スキルはレベルがある程度上がると、ゲーム内マネーを払ってリビルドが可能です。
各スキルは最終段階まで強化するとグンと強くなるため、どのスキルを重視するかでもプレイがぐっと変わって楽しいです。最終的にはすべてのスキルをとれますが、1周目クリア時までには、2つのスキルを極められるかどうかというところです。
・ゲームオーバー時にフィールドがリセットされない
このゲームでは、倒されるとデスペナルティを負います。
マネーが減った状態で拠点に戻されるのです。
しかし、フィールドにいる敵はそのままの状態で残ります。
お金が減っていくのを気にしなければ際限なくゾンビアタックができてしまうため、死ぬのを気にしなければいずれクリアできます。
個人的には何度も再挑戦を楽しみたかったので、これは残念な点でした。ただ、このゲームはけっこう難しいのでサクサク進みたい人にとってはアリだと思います。
いちおう、いったんタイトル画面に戻ってリスタートすれば状況はリセットされます。
最終アップデートで増援が来やすくなったことで、若干ではありますがゾンビアタックの有効性も減りました。
・マルチプレイ時のレベルシンク
何かいつの間にか消えてない!?!?!
もしかして最初からなかった!?!?! なかったのかな…?
3.ゲームを始められない場合の対処法
(2024/06/02 最終アップデートにてソロプレイが追加された影響で、同意書を押すことができずにゲームが始められない場合があるようです。
「同意書」が押せずにゲームを始められない場合。
1.事前にベセスダ公式サイトとのアカウント連携をすませる
2.ボタンやクリックを連打して同意書が出てきた瞬間に「同意」ボタンを押す
この方法でなんとか始められるようです。)
4.さいごに
以上です。お読みいただきありがとうございました。
なんかすげー酷評されたゲームですが、初期の動作不良バグとCOOP系ゲームかと思ったら違ったのがすごかっただけで、ゲームバランスやシステムの根幹部分はよくできていると思います。あとはまぁ……これは言ってしまいますが、ぶっちゃけ便乗エアプ低評価レビューがすごく多いです。
独自性の高さ・立ち回り重視であるがゆえの敷居の高さなどはあるので万人ウケはしないかと思います。が、逆に言うと他のゲームで代用しがたい面白さがあるので、少しでもピンときたなら遊んでみることをオススメします。
(あるかわかりませんが)セール時や、Xboxゲームパスなどで遊んでみてはいかがでしょうか。
追加キャラクターや追加モードも遊んでみたかったぞ、ベセスダァ!!!!!!!
お願いします!!!!!(いや、ベセスダさんもがんばってくれたんだとは思います)
アルケインスタジオスタッフの今後の活躍を願っています。