2021/8/13の夢日記
亡くなった祖父母の家は広く、家族で帰省した私は2階に部屋を与えられ、そこで自由に寝泊まりをしていた。
ある夜ふと目を覚ます。横たわったまま開けっ放しの障子の先の隣の部屋に視線をやると、自然石の置物が宙に浮いてふわふわ上下しているのが見えた。一瞬目を疑うが、確かに宙に浮いている。すわポルターガイストか、とすかさず録画を始める私。霊感ゼロなので今までこんな目撃体験はしたことがなかったが、遭遇するときはあっさりと遭遇するもんだ。やがて石は静かに床に座った。そのとき誰かが私の肩に手を置いた。指が見えた。爪が短くて指が太い、恐らく男性の手。
ポルターガイストだけならサーカス気分で見ていられたが、肩に置かれた手の感触はさすがに怖く、翌夜廊下で出くわした弟のKくんに動画を見てもらうことにした。スマホのデータフォルダをいじる。動画は確か2つ撮ったはずで、以降他の動画や写真は撮っていないのに、なぜか直近のファイルになかなか辿り着けず時間を要したが、なんとか発見。石が浮く動画を再生してみせる。「ね!? 浮いてるでしょ!?」最後まで見てもらえばよりはっきりと異様さがわかるはずだったが、突然動画が止まった。アプリを起動しなおしてみるとデータがまた見つからない。仕事用のデスクトップも確認してみるが、同期しているはずのデータも見当たらない。「このあと肩を叩かれたんだよ、動画には多分映ってないけど」石が浮いたことは認めたKくんだったが、このあたりで興味が薄れてきたようで、危機感があまり伝えられないまま彼は自室に戻ってしまった。
その夜はポルターガイストではなかった。腹を軽く殴られているような、寝ている私の腹の上で小さい何かがジャンプしているような衝撃が断続的にあり、徐々に威力を増している。怖くなった私は半泣きになりながら3階の弟の部屋に向かう。下腹部への衝撃と痛みが増していく。足を引きずるようにして壁を伝いながら弟の部屋に転がり入ったときには、痛みと混乱でまともな声が出ない。「Kくん」
起きた
普通にトイレ行ったら腹痛治りました。