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カレーライスはどうして美味しそうに見えるのか-5:8の法則-

デザインの世界には黄金比と言われる、人間がもっとも美しいと感じる比率があります。それが1:1.618です。

古くはギリシャのパルテノン神殿などの建築や、身近なところでは、名刺のタテヨコ比もそうですし、AppleやGoogleのロゴも実はこの比率でデザインされています。

正確には、1:1.6180339...と小数点以下が続きますが約5:8になります。私は、密かに黄金比のことを「カレーライスの法則」と呼んでいます。(理由は後ほど)

この比率、デザインの仕事などをされていない方には関係ないと思われるかもしれませんが、ぜひ活用して欲しいのが料理の盛り付けです。これを意識するだけで料理を何倍も美味しそうにみせる事ができます。

皆さんがよくご存知のカレーライス。ごはんにルーを盛り付ける時、あなたはどんな風に盛り付けていますか?

ごはんをお皿の真ん中によそって、真上からダイナミックにドバーッとかけていますかね^^個人的にはそれも好きです。ですが、ごはんをちょっと片側に寄せて、ルーをかけるという方もきっと多いですよね。その時に、見た目にごはんを5、ルーを8の割合になるように盛り付けることを意識するとバランスが取れて、いかにも美味しそうにみせる事ができます。

5:8の法則は、他にもトンカツとキャベツ、ステーキとグリル野菜、お刺身とツマの関係でも使えます。メインになるものを8、付け合わせを5の比率にします。他にもお弁当のごはんとおかずの比率や、サラダならレタスなど緑の野菜を8、トマト(赤)やパプリカ(黄)などアクセントカラーになる野菜を5にすると料理雑誌やインスタに出てくる美味しそうな料理の盛り付けになります。

そして・・・この法則は、ダイエットにも応用できます!

ごはんとおかずの割合を逆転させてごはんを8、おかずを5でバランスをとると、ごはんのボリューム感がおかずに勝るので、いつもより控えめの量でも満腹感が出ます。食事量を調整したい方にはおすすめです。

と言うことで今回のテーマは、カレーライスの盛り付けになぞらえて、5:8の法則ならぬカレーライスの法則でした。





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