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衝動的カメラマンであれ
周りを見渡すと、写真撮影が好きな方々がたくさんいらっしゃいます。肩が凝るほどの大きな望遠レンズを片手に各地を旅する方もいらっしゃれば、流行りのドローンを購入し操作技術の向上に精を出す方もいらっしゃいます。その努力たるや、映像作家を本職としている私からしても、見習わなければいけないと思う事が多々あります。
しかしその反面、写真が好きでも「私は小さなデジカメしか持っていないから…」「スマホでしか撮影しないしね~」みたいな声も、多く耳にします。
これらは安価なデジカメやスマホだから、高額な撮影機材には敵わない…という想いがあるからなんでしょうが、これは全くの間違いで、しっかりとした画作りさえできれば、充分匹敵するくらいの写真を撮影することが可能です。今回はスマホで撮影した写真たちを数点ご紹介いたします。
つい先日の2023年秋、奈良県の明日香村を訪ねました。
仏教が伝わった時代の欽明天皇の陵(みささぎ)の入り口近辺には彼岸花が咲いていました。こういう状況になるとつい彼岸花をキレイに美しく撮影しなければ!と思いがちですが、それであればこのスポットでなくとも撮影できるわけで、やはりどんな場所にどういう状況で咲いていたか…を知りたいですよね。今回は、周りの状況説明もしつつの彼岸花にしてみました。
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つづいてコチラは、聖徳太子が誕生した橘寺です。手前の彼岸花がもう枯れているものもあって、枯れている部分を避けた写真もあったのですが、逆に綺麗すぎておもしろくない写真になってしまい、よりリアリティのあるコチラの写真をご紹介することにしました。
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3枚目4枚目は、蘇我蝦夷と蘇我入鹿が未来図を語り合った場所「甘樫丘」のふもとにあるお花畑です。毎年この時期はコキアが真っ赤に色づき、すすきとのコラボが何とも素敵です。
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ご覧いただいておわかりいただけるように、映像作家だからといって、ただ美しいだけ幻想的なだけの写真を撮影するのではなく、写真をご覧になった方が足を運んでみたくなるような、そんな写真を目指しています。
時期は変わりまして、こんな写真はいかがでしょう?不思議なスポットだと思いませんか?コチラは奈良県橿原市にある「益田岩船」という巨石です。約11m×約8m×高さ約4.7mの台形状の石英閃緑岩でできています。深い緑に囲まれていて、とても神秘的な雰囲気が漂っています。
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昨年訪れた国営の「飛鳥歴史公園」では紅葉がなんとも美しくて、まるで色彩の洪水のようでした。スマホの0.5倍率の広角レンズが良い味を醸し出してくれました。
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コチラは同時期の「岡寺」のSNSで大人気なスポットです。土日は混雑するので、可能なら平日の午前中がお薦めです。
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春になれば桜が撮影したくなりますよね。お高いカメラやドロ-ンも良いですが、スマホでも素敵な写真はいくらでも撮影できますよ。スマホの操作に自信のある方は是非逆光で。自信の無い方は正面から太陽があたる順光での撮影が望ましいです。花を撮影する時は、なるべく花の顔をしっかり正面で魅せてあげましょう。映え重視で後ろから撮影したりする方も多いですが、花が一番美しいのはやはり正面です。愛知県名古屋市の山崎川にて。
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桜が終わればバラやチューリップ、藤の花やアジサイの時期です。名古屋市内の鶴舞公園や名古屋城などでお楽しみいただけます。
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写真を始めようと思うと、ついカッコイイ機材の購入から始めたり、細かい技術の習得をしてから…なんて思いがちですが、そういうのは後回しで大丈夫です。
まずは、今回のこのハッシュタグ「#写真が好き」の後援であるOM SYSTEM様の「Tough TGシリーズ」のようなカメラやスマホ片手に、思い立ったらすぐ足を運んでしまうくらいの衝動的カメラマンであった方が、美しい場面やモノ、人にもたくさん出会えますし、それらの体験や経験は、AIになんか駆逐されない、後の人生の大きな糧となるでしょう。
※ちなみに下記のコチラもスマホで撮影した動画と写真で制作しています。ご参考までに。
衝動的カメラマンであれ
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