移り気な水の器
東海地方が梅雨に入りました。私の住んでいる名古屋も昨日はけっこうな大雨でしたが、今日は朝から曇天で、お昼頃から晴れてくると、ウェザーニュースが伝えていました。
今日の予定は朝から打ち合わせ。頭をフル回転させた後はちょっとリフレッシュしておこうと思い、帰り道の途中にある鶴舞公園(つるまこうえん)ではいまの時期、「あじさいの散歩道」の両側に色とりどりの紫陽花が咲き誇っているはずだということで、立ち寄ってみることにしました。
地図データ©2023Google
「あじさい」。よくよく考えてみれば不思議な名前です。なぜ「あじさい」となったのでしょう?
「あじさい」の歴史は古く、和歌や俳句でも多く詠まれています。万葉集では「味狭藍」「安治佐為」、平安時代中期に作られた辞書「和名類聚抄」では「阿豆佐為」と書かれており、由来としては「藍色が集まったもの」を意味する「集真藍(あづさあい)(あづさい)」がなまったものと言う説が有力なのだそうです。
和歌や俳句で詠まれていたということは、花にいろんな意味があるはずだと思い調べてみると、「あじさい」の花言葉は「移り気」や「浮気」「無常」といった、ちょっと「ん?」となる花言葉が…。どうやら、アルカリ性の土壌では赤い花、酸性の土壌なら青い花を咲かせること、また時期によっても色が変わることから、フラフラしたイメージになったようです(色ごとでも違っていて「青=辛抱強い愛情」「ピンク=元気な女性」「白=寛容」なのだそうです)。
「あじさい」は、英語表記だと「ハイドランジア(Hydrangea)」。これはなんだかカッコイイですね。これはギリシャ語の「hydro」(水)と「angea」(小さな器)がくっついたものと言われていて、「多量の水を吸収する植物」という意味があるそうです。
さあそれでは、上記の雑学を踏まえつつ、鶴舞公園(つるまこうえん)の「あじさいの散歩道」、選りすぐった10枚の写真でご紹介します。
上記の写真はいずれもスマホで撮影しました。皆さんもぜひ、お近くのあじさいスポットに足を運んでみてくださいね。憂鬱になりやすい時期ですが、雨の中のあじさいなんかも素敵だと思いますよ。
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