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もうそろそろ人工授精を考える時期がきた

生理が遅れている。ということは、今度こそは妊娠したかも!? と淡い期待を持っていたのだが、それも打ち砕かれた。

最初、夫から病院に行って検査をしてもらい、特別異常はないということだったので、次は私の番に。もうそろそろ、人口授精を考えなければいけない時期に来た。

自然妊娠でしばらくは考えていたものの、経済的な事情と、今のご時世と、産んだ後に育てなければいけないことを考えたら、あまり後にはできない。お金も子どものために残しておかなければいけない。

夫婦で話し合って、もう今月できなかったら人工受精を考えようと言っていた。夫の診療が終わったタイミングで入れ替わるように、私も検査を受けることにした。

午前に来てくださいということだったので、指定された時間に病院に向かうと、平日にもかかわらず多くの患者さんがいた。人数も多いせいか、みんなイライラし、ため息をついている人もチラホラ見かけた。待ち時間が長過ぎて、みんなくたびれているようだった。それだけ、妊娠ができなくて困っている女性が多いのだなと知った。

検査を受けたあと仕事に戻る予定があるのか、受付でいつまでに外出したいということを直談判している女性もいた。声のトーンも暗くて、少しイライラしているように見えた。

なぜこんなにも待たされるのかと思っていたら、自分の検査が来た時にその理由がわかった。口コミでそこの病院のことを事前に調べていたのだけれど、口コミ以上に殺伐としていた。

看護師と医師の仲が悪いのか、患者がいる前でも「何やってるんだ!」「早くしろ!」というやりとりが医師と看護師の間で繰り広げられる。患者の人数も多いし、さばいて行かなければいけないという忙しい状況もあるかもしれないが、なんだか、安心する雰囲気ではなかった。

医師から患者に対しては、そのような厳しい口調では返さないものの、検査の間は一回も私の顔をみるような余裕はなかったようで、その目線は書類に向かっているか、看護師に向かっているかだった。

そんな中、検査が終わり子宮の写真をもらった時に、基礎体温表からみて生理のタイミングが遅れていることを伝えると、「妊娠しているような様子には見えなかったですけどね」と言われてしまい、ただ単に生理が遅れているだけとの判断だった。

また今度は、生理日の初日を除く2日目〜5日目に検査に来てくださいとのことだったので、現在は生理の様子を伺っているところだ。

こんなことを言ってはなんだが、30代前半ならまだしも後半に差し掛かると、色々な問題が出てくる。ましてやこのご時世に、自分たちの生活さえどうなっていくのかわからない世の中なのだから、できれば子どもは若いうちに産んだ方がいいと思った。

パートナーとのことも関係してくるし、特に男性は「自分は大丈夫だ」と思いたいということがあるため、病院に一緒に連れ出すのも一苦労だった。男性は自分は悪くないといって逃げる人が多い気がする。責任は半分半分なはずなのに、こういう時には女性が悪いのではないかと言われがちだ。

夫は「女性の方の畑が大事なんだから」と医師からの受け売りの言葉をそのまま私に言ってきた。「自分は正常なんだ。お前の方が悪いんだろう?」という言葉に、私の脳内で自動的に変換され聞こえてきて、イラッとした。

誰しも自分は悪くない、外が悪い、他人が悪いと言いがちだけれど、そんなことを言っていては、気持ちよくもないし、ましてや二人の子どものことなのにね。ねっ!!(怒)

本当に男性も真剣に向き合って欲しいと思う。戦うのは女性だけじゃないんだと。男性が産むわけじゃないけど、気持ちだけでも、一緒に戦って欲しいと心底思った。産むわけじゃないからこそ、もう少し女性に寄り添ってほしいものだ。




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