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思った以上にお金がかかる出産。妊娠4ヶ月目でやっと悪阻もあけて・・・

おはようございます。やっとnoteを更新できるようになりました。というのも、7月上旬に妊娠していることが判明!

嬉しさも束の間、分娩費用の準備や、母親学級の予約、毎月の婦人検診、保育園の情報を調べたりと、やらなければいけないことがこんなにもあるのかと打ちひしがれています。

私の場合、30代後半に入りもう高齢出産の年齢。20代や30代前半だったら仕事をしながら妊娠を目指すこともできたのかも知れないけれど、もう授かり待ちの時間はほとんど残されていない状態でした。

そこで夫婦で相談して、私が仕事を辞めることに。夫の職も、今コロナ禍で一番煽りを喰らっている飲食店なので、今後どうなるかはわからない状態です。それでも、夫は今年45歳を迎える年なので、お互いの年齢的にも急いだ方がいいと思っていました。

3月に退職後、4月には夫婦で不妊外来へ。夫に精子の検査をしてもらって、普通の精子の数よりも少ないことがわかり、その後は漢方を飲んでもらって様子を診ることになりました。

精子の数が少ないと言っても、妊娠するのに問題があるほどの少なさでは無かったので、その結果を受けて次に私が子宮の検査を受けることに。定期的な健康診断では子宮頸がんなどの心配や、その他の検査で引っかかることはなかったのですが、妊娠を望んでから、あまりにも授からなかったので、私に何らかの問題があるのではと心配をしていました。

そして、心配の中、仕事を辞めて早3ヶ月が経過し、これ以上自然妊娠を待っていても年ばかり取って妊娠の可能性が下がっていくばかり…。夫婦でもう一度考えて、もう6月のタイミング法で授からなかったら、次は人工授精を考えようと決めて、検診に行きました。

そして7月に入りしばらくすると、生理が遅れていることに気づき、若干の気持ち悪さを感じ、これはもしかして!? と期待半分、諦め半分で妊娠検査薬を使ったところ、薄ら陽性反応が!

すぐに夫にも見せて「これってどう思う?妊娠しているのかな?薄くて微妙…」と報告し、7月の検診で見てもらったところ、まだあかちゃんの姿が確認できず、あまりにも検査を受ける時期が早かったようで見つからず、次の検診の時に妊娠していることが判明しました。

この時は、本当に神様に感謝しました。しかも、あかちゃんも私たちの意思をくんでくれたのだと思い、とても嬉しかったのを覚えています。

その後が、怒涛でした。最初に不妊外来にかかったため、分娩はそこではできず、紹介状を書いてもらって、分娩ができるレディースクリニックに分娩予約をしに行ったのですが、もう3月の出産予約はできないと、断られてしまい、クチコミで評判のよかった第一候補のクリニックは分娩予約ができませんでした。

しかもそこしか無痛分娩ができなかったので、他のクリニックで探すとなると自然分娩になります。痛さに耐えられるのか不安だった私は、無痛分娩の選択肢を奪われたことでかなりショックを受けたのと、こんなにも分娩予約を早くしなければいけないのかと、初産ではわからない経験でした。

また振り出しに戻って、急いでクリニックを探し、家からバスで10分ほどのクリニックに無事分娩予約することができました。それと同時に、母子手帳を区役所に取りに行き、婦人検診に伴う10万円分の補助券をもらい、一通り出産後の話について伺うこともできました。

今思えば、もう少し早く区役所に母子手帳をもらいに言っていれば、クリニックの情報やあかちゃんが生まれた時に用意するものなど手早く用意できていたのかもしれないなと思います。病院では、いついつ母子手帳を取りに行ってくださいなどのアナウンスはされ無いので、早めに病院の方に聞いてもいいかも知れません。

分娩には、社会保険や国保に入っていれば、出産育児一時金(50万円分)が利用できることを初めて知ったので、仕事を辞めた私に取ってはありがたいなと思いました。その他自費で15万円分の出産費用を病院に前もって渡さなけばいけないようで、これには正直ビビりました。(一括で15万円の買い物をしたことないので、泣)

その他には、病院までのバス代やら、出産準備の費用やら考えると今から頭が痛いです。でも、それ以上に、子どもを授かれたことに感謝です。今も不妊でお悩みの方も多いと思いますし、いつになったら授かれるのだろうという不安を抱えながら、終わりのない日々を過ごされている方も多いと思います。

私たち人間ができる努力は限られていて、なるべく母体をリラックスさせてストレスの無い環境におくことや、健康的な食生活を送ること、あまり「なかなか授かれない」という不安な気持ちにフォーカスしないことぐらいだと思っています。

人工授精や体外受精などあらゆる手を尽くせるだけ尽くしたら、あとは正直神様にしかわからない領域なのではないでしょうか。やることをやったら、それ以上悩まないこと。決断の時がきたら、受け入れ難くても受け入れていくしか無いのだなと思いました。

不妊外来では、既に第一子がいらっしゃるお子様連れの親御さんも来られます。不妊外来には、授かりたくても授かれない女性たちがたくさんいる中、その子どもの姿を見るだけで、胸が締め付けられる方もいらっしゃると思います。私もその一人でした。

やはり、自分に心の余裕がない時に、他人に優しい気持ちを向けることは難しい。他人は他人で自分は自分の人生なのだから、比較することなんて出来ないのに、なぜか他人が羨ましく思えたりするものですよね。愚痴を言ってしまいたくなることも正直あります。

私の求めているものをいとも簡単に得てしまう人もいますから。それに自分がなれていないと思うと悔しさと悲しさが湧いてくるんですよね。そんな不妊で困っている方の気持ちと、授かる喜びを経験させていただくことができました。

どんな経験も、自分を成長させてくれる。そう心から思えるようになったら、ちょっとは生きやすくなるのかも知れません。


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