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女の子だと思っていたら・・・

なぜか私は、性別がわかるまでなんの根拠もないのに、お腹のあかちゃんは女の子な気がすると先走って、夫婦で考えた女の子の名前で呼んでいました。しかし、今月の婦人検診で、私の勘ほど当たらないものはないのだなと、改めて呆れてしまいました。

月に定期的にある婦人検診の朝、あかちゃんの父親である夫と「もしも男の子だったら、また名前を考えなければいけないね」などと話していたその話が現実のものとなってしまいました。

午前11時、検診の時間。先生から「まだ性別教えていなかったんだっけ?」と言われたので「まだ教えてもらってないです」と、ちょっと食い気味に即答。一番、聞きたかったことだったため、とても期待感が高まる!!

エコーの機械をお腹に当てて、ウニウニ何かを探している様子の先生。すると、アングルがお尻のほうを向いた時に、お尻の間にぴちょっと突起物が!「これは、男の子ですね」と男の子のシンボルがこれだと、教えてもらったのだけど、本当にそうなのか?と疑ってしまうほどのぴちょっと感でした。

後々、夫に聞いた話なのですが、最初に男の子と言われれば、ほぼ間違いなく男の子なのだそうです。最初に女の子と言われたケースでは、たまに生まれてきた時に男の子だと判明することもあるそうな・・・。

なぜか私は女の子に固執していたわけでは無かったのですが、勝手に女の子な気がしていたのです。二分の一の確率に負けた気がして、この行き場のない気持ちをどこに整理したら良いのか、ちょっとばかし放心状態でした。

その日の帰りに受付で母親学級の申し込みをする予定が、その衝撃で予約するのを忘れてしまい、私は「男の子か〜。男の子なのか〜」と、バス停に向かう道すがら小言のように言っていました。

親や友人から「男の子は育てるのが大変だよ」という話は聞いていたので、性別を聞く前に、女の子だと思い込んでティアラをビーズで作ってみたり、気持ちを盛り上げて来ていたので、拍子抜けした感じになってしまいました。

それでも、元気に生まれてきてくれたらそれだけで良いし、授かったことだけで奇跡! 男の子だろうが女の子だろうが、元気にスポポーン! と生まれて来てくれたら、それに越したことはないのです。うんうん。

無意識のうちに、女の子の方がいいと思っていたのかも知れないけれど、男の子なら逞しく、人に優しく、周りからの同調圧力に負けずに自分の信念を貫いていくだけの強い人間になって欲しいなと思います。

そして、私の年齢からするともう第二子は難しいかも知れないので、マザコンにさせないように自分のことは自分で決められる人間になってもらいたいと思います。私は兄弟がいたので、兄弟がいる環境はわかるけれど、一人っ子となると、どういう風に育っていくのか、不安な面はあります。

周りの人に対する思いやりは育つのか、周りに対する配慮ができる子になるのか、自分勝手に振る舞うワガママな子にはなってほしくないなと思いますが、本人の人生だから、本人に任せます。

とにかく、元気に生まれてきて欲しいそれだけです。

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