東京国立博物館 特別展「始皇帝と大兵馬俑」 その4
「紅陶鏟足鬲 1口 戦国時代・前5~前3世紀 咸陽市西耳村33号墓出土 陝西省考古研究院」は秦と争った遊牧民の西戎文化。これを吸収しました。今のモンゴルでも煮炊きに使ってそうな鍋の雰囲気。
これに巴蜀にと異民族を編入して行ったわけで、「中国の拡大」とも関係しそうな話ですが、そういう話は無し。うがった見方をすれば現代中国にとっては清の版図がそもそもの中国であって歴史的に拡大して行ったという事実は受け入れがたいのかもなどと今書きながら思いました。
元とか清とか、異民族の支配によって本来中国ではない所も中華圏であるかのように認識されていった、というのは中国の歴史的な流れてすよね。
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