宝塚の思い出 その4
その3を投稿してから、大分過ぎてしまいました。
また少しずつ書いていきます。
運命の分かれ道、待ちに待ったその日がやってきました。
母と妹と私、電車に揺られて地方公演が行われる会場に到着。
(今は全国ツアーと呼ばれるそうですが、当時は地方公演と言っていました)
チケットをもぎって貰い、中に入っても、本当にあの報知グラフの中にいた人が現れるのか、どうしても信じられなかったのですが、当時は大らかというか…、開演前に主催者からの花束贈呈があったのです。
すでにオスカル様の扮装をされていた「安奈淳様」が、緞帳の前に現れ、花束を受け取りました。
「本物だ」
本当にあの安奈淳様が目の前にいる。
そこからはもう一気に落ちました。まっしぐらです。
榛名由梨様のアンドレもとっても素敵で、報知グラフとテレビの中にしかなかった宝塚の世界が、今、本当に存在したという実感。
父が心配が的中しました。私は「夢中になってしまった」のでした。
その4終わり