赤色

おおきくて長い長い寝言。

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最近の記事

偏見イマジネーション

ディズニーシーのクリスマスと言ったらこれ。キャンドルライトリフレクション通称キャンリフ。曲がとにかく良い。(5:36秒あたりから聴ける) 大人向けと言われていたディズニーシーの真髄を感じる。こういうシンプルなショーだからこそ、胸に響くし涙が出てくる。 なんだろう、とにかく泣けるんだよな、クリスマスウィッシュ。ショーのクオリティにディズニーシーの良さを感じると言うか。またこういうショーが観たい。 TDLのサンタヴィレッジ・パレード。通称サンタ村。 初年度の白タイツのミニーマ

    • #青色の彼方

      俺は誰かに対して、憧れも尊敬も昔からあまり抱くことはなかった。 決して他人を見下しているとかそういうことではない。自分にないものを持ってる人間とか、到底真似できないことを成し遂げた人間とか、単純にすごいと思う。でもそれだけだった。それ以上がなかった。 大学に入って最初に出来た友人、と言っていいのか分からないが、なんとなく一緒にいる青井は、まさに俺にないものを持っていた。俺には到底真似できないことを飄々とこなしている。と言っても良い意味の方ではない。だから、青井には何一つとし

      • ネイルが剥がれるような、些細なこと

        言葉にする、話すってめちゃくちゃ体力を使うな、とは思ってたけど、最近はとくにそれを実感してる。 主にマイナス方面の話をするとき。話しながら感情の放出も伴うから、本当にエネルギーの消耗が激しい。つかれる。いいことない。吐き出したら吐き出しただけ後遺症がひどくて、瞬きと息をするだけで精一杯になっちゃう。 大前提、友人や周りの人がかけてくれる「いつでも話し聞くよ」とか「溜め込まない方がいいよ」とか「大丈夫?」は嬉しいです。とってもありがたいと思っている。気にかけてくれて有難う。

        • 長い言い訳

          印刷所から届いた本に、感動と絶望を同時に味わった。初めての同人誌制作はぼろぼろの出だしとなってしまいました。 とにかく全てが初めてで、慎重にことを進めていたつもりだったんですが、“つもり”では詰めが甘かった。 まず、肝心の入稿をミスってしまい、校了前の原稿で本が仕上がってることに気付いたときは動悸と絶望でしんでしまうかとおもった。 悔やんでも仕方ないので、勉強代と思ったら割とすんなり心持ちは穏やかになったので、まずは切り替えの大事さを改めて思い知りました。 急いでその

          縫い目の綺麗な言葉

          労働のこと、好きになれたら幸せになれるのにな……と、好きな人にはモテない女、みたいな気持ちで毎日労働してます。 仕事が好きという、これまで私があまり味わったことがない感覚を持ち合わせている人間がこの世にはそれなりの人数いることを想像すると、羨ましすぎて一瞬で心が死にそうになる。 だが今日、とても素敵なご婦人がいらして、少しだけ労働の良さを実感する機会をくれた。 とにかく素敵なご婦人だった。私の感性を優しく褒めてくれる言葉に、どう返すのが正しいのか、的確な言葉を探しすぎて

          縫い目の綺麗な言葉

          「あんた、いつ結婚するの?笑」

          おい、大事なことだろ。聞くなら真剣に聞いてこい。 と思うくらい、親戚のおじさんおばさんというのは身内の近況にはミーハー的に関心があって、でもその人の心内には無関心だ。 結婚、しなきゃだめですかね? とはいえ親戚のおじさんおばさんも、今はそういう時代じゃない、みたいなことくらいはわかってはいるらしい。 まあ、初婚が遅かったり、結婚自体、選択肢のひとつでしかなくなってはいるものの、やはり世間の風潮というか、空気感は、あまり変わってないように思う。 別に「結婚したい」と言

          「あんた、いつ結婚するの?笑」

          それは、宝物。

          こうしてあの日の事件に向き合おうとすると、途端に言葉が出てこなくなってしまう。 悲しみも怒りも、恐怖も、その形容と言葉、感情すら超えて私の中から溢れてくのに、心の中は空っぽのような。それでいて何かが詰まったように苦しかったりもする。 「三年目の追悼式」で紹介されたご家族の方や、関係者、スタッフさんたちのお言葉を拝見して、悲しみはいつまで経っても尽きることがないことを、今日改めて痛感しました。涙が止まるまで、時間がかかってしまった。 あの日奪われたのは、日常。誇り。未来。

          それは、宝物。

          Still life goes on

          誰かに配慮しながら自分の気持ちを言葉にするって難しいね。書いては躊躇い、ツイッターの下書きに増えていくお気持ちの数々。 それをどうにか消化する方法はないかと思っていた時にnoteの存在を思い出した。 誰かに宛てるわけでも、たくさんの人に読んでほしいものでもなく、自分の気持ちの整頓的な意味で書くので読まれることは意識せず書きます。 先日、黒崎蘭丸の声優に鈴木達央の続投が決まった。 私は「よかった」とも「やだ」ともその時は言えなかった。心の中でほんのちょっとだけ「よかった

          Still life goes on

          映画『海辺のエトランゼ』

          見逃してしまった「観たかった」を取り戻せる。この良き時代に大いに感謝しつつ、今日もひとつ良い作品に触れた。 映画『海辺のエトランゼ』 これ、Twitterのタイムラインでオススメしている方たちをちらほら見かけていたんですが、ただタイミングが合わず短い上映期間内に映画館に足を運べずに観ることが叶わなかったんですよ。 まあ「観られなかった」ということもすっかり忘れてしまっていたんですが、先月ネトフリの配信予定の一覧に『海辺のエトランゼ』を見つけハッとし、秒で通知設定をタップ

          映画『海辺のエトランゼ』

          全てがLOVEになる

          あれほど、もういい加減にしてくれと思っていた冬が遂に終わって、ようやくの春。といっても急に出戻りする冬の後ろ髪の長さに気持ちと体調の浮き沈みが激しい。 布団の中で丸くなってもなかなか眠くならなくて、寝返りを打って足を伸ばしたとき布団の隅が冷たくてちょっと泣いた。 頼むから、もうあたたかいままでいてくれ。早く完全体になった春を爪先まで使って実感したいんだよ。 やわらかい陽射しと、少しだけ冷たい木漏れ日に喜びを味わいながら、明らかに伸びた陽の長さを目の当たりにしたい。 な

          全てがLOVEになる

          もう間もなく

          本当かどうかは分からないんですけど、桜って蕾の時期が長いほど花弁がピンク色になる、という話が好きなんですよね。 なんかこう……恥ずかしがり屋さんが両手で顔を隠していて、ようやく顔を見せてくれたかと思ってその顔を覗き込んだら照れてほっぺたを染めていた、みたいな趣を感じませんか? 最寄駅に一本の桜の木があって、特急列車が猛スピードで通過していくときにブワッと花びらが舞い上がるんですが、その桜の木が冬の間に伐採されていて、今年はその光景を見られなさそうです。 今年はどこまで、

          もう間もなく

          牡羊座

          週末になり気付く「しいたけ占い」の存在。 今週、一週間分のしいたけ占いを見逃した。もったいないことをしたな、と思いながら検索エンジンに「しいたけ占い」と打ち込むときの感情は、半ば答え合わせをするような心持ちでした。 しいたけ占いに限らず、無料で見られる占いとかってメンタルの天気予報だと思って見ている節があるので、書いてあるような良いことが起こらなくても、むしろ落ち込むことがあっても、ああ通り雨に降られてしまったな〜とか、晴れたけど風が強くて寒かったな〜くらいで気持ちの自己

          牡羊座

          みつけた

          アウター、今日は着て行かなくていいか。 ということで、お気に入りのタイプライター素材のシャツにニットを着て、バケットハットかぶってお出かけしてきました。とくに予定があったわけではないんですが、せっかく早起きできたのでね。 信号待ちしてちるあいだに車窓を開ければ、まだ冬の尾を引く冷たい風が気持ちいい。 ちょっと空が霞んでて、陽射しはもう春のそれで、その辺の枝には春色の蕾があって。 春をみつける度に、あ〜〜春……これは春だ〜〜〜〜いやもう春だわ! と機嫌のギアがあがってい

          みつけた

          涙活

          買ったまま未開封だった劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンを今日ようやく開封しました。 映画は二度の公開延期を乗り越え、円盤の発売日も一度の発売延期を乗り越えて、色んなことを乗り越えて、手元に届いたのだと思うと、それだけで泣いてしまう。 どんな映画かと聞かれたら一言に「泣ける」と言えるんだけど、もはや「泣ける」を軽く超えてくるのがヴァイオレット・エヴァーガーデンなんですよね。当時、映画館では嗚咽が漏れないようにするので必死でした。 泣きすぎて、比喩でも過剰でも盛った話

          自分の好きなところ

          自分のこういうとこ好きだなあ、って思うところをあげようと思って思惟すること数分。ひとつ浮かんで、でもそれを先頭にあげるのはなんとなく憚れるな、と思い他に何かないかな〜って考えていたら、浮かんだひとつを忘れてしまった。 なので、とりあえず思い浮かんだことをぽいぽい挙げていきます。 自分の顔とか、声とか、体型とかは、特別すきってわけじゃないけど、嫌いでもない。好きになれたら楽しいだろうな、と思うくらいで「もうちょっとこうだったらいいのにな」とかはあんまりない。 治したいなっ

          自分の好きなところ

          誰も見てない、誰も聞いてない。

          なにか鬱蒼としたものが自分の中に芽生えたとき、それを誰かに話すことに一番体力を必要としてしまう私は、悩み相談も愚痴も勢いがないと出来ないことが多い。 最近はツイッターの鍵垢の方で小出しにしているけれど、趣味記録として運用していきたい手前自分でTLを見返したときに目障りに感じてしまう。本当はもうちょっと細かく棲み分けが出来ればいいんだけど、それは自分の性格に合ってないので難しい。 私のそういう「負」をうまく引き出してくれる人がいるんですけど、その人と話してると自分が吐き出せ

          誰も見てない、誰も聞いてない。