迷惑動画の拡散が止まらないワケを考察
スシローペロペロ事件以降、SNSでは毎日のように新しい迷惑動画が拡散されている。
ただ、拡散されてる動画の中には、昔に投稿されたものが掘り返されて拡散されてるパターンもかなりあるらしい。
インパクトの強い事件が起きると、その事件に似たようなニュースがしばらく続くのはSNSだけでなくて、実はマスコミの報道も全く同じ。
例えば児童の虐待事件や死亡事故が報道されると、しばらく似たようなニュースが続く。
去年の9月に報道された、川崎幼稚園でのバス置き去り事件。
あの事件は、私も0歳の娘がいたのもあって相当胸が痛んだ。
世間にもかなりのインパクトを与え、SNSでもしばらく話題になっていた。
そしてその事件以降も、保育園や幼稚園の不祥事のニュースが続けて出るようになった。
あるいは、2021年の京王線で起きたジョーカー男事件。
あの事件が以降も、電車内で起きたちょっとした事件や不審者の報道がやたらと続いたのを覚えてる。
児童の虐待や死亡事故、電車内での事件は、恐らく日々色んなところで起こってるはず。
ただ報道されていないだけ。
でも川崎幼稚園のように世間がその報道に注目すると、似たような事件をどんどん報道する。
その事件に関しての世間の注目度が上がっていてみんなが見てくれやすくなるから。
マスコミだってビジネスだし、ビュー数をできるだけ稼ぎたいのは当然の事で。
飲食店の迷惑動画の拡散を見てると、マスコミの報道と同じ構造がSNSでも起こっているんだなと思った。
そりゃそうだ。
自分が発信したものをなるべく沢山の人に見てもらいたいよね。
ただ、これに関しては個人的にどうかと思う。
そう理由は主にこの二つ
インパクトのある事件が起こったせいで、影響を受けた人間が似たような事件を起こしてると見てる側に錯覚させる(そういう人もいるだろうけど)
「こんな事件ばっかりなの?」と不必要に不安を煽られる
飲食店の迷惑動画の拡散はまだしばらく続きそうだけど、早くこのムーブメントは終わって欲しい。
毎日がんばって美味しいご飯を届けてくれる飲食業の方々は、対策を考えなくてはならなくなったり、対策の為に余計のコストがかかるようになったり辛い状況が続いている。
迷惑行為をしている人間が悪いのは当然だけど、自分の承認欲求や正義感を満たす為だけに動画を拡散している人達も迷惑な人達だと私は思う。
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