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体は男性のままのトランス女性の方に問いたい

今回はLGBTQの事についてちょっと語りたい。
語りたい、というか疑問を書きたい。
まず、今日見つけたこの記事

上の日本語記事の元になった記事はコチラ↓

内容は、海軍の退役軍人である体は男性、心は女性のトランスジェンダー(以下トランス女性と表記)のウッド氏が、男性用のロッカールームを使用したところ男性から嫌がらせを受けた為、女性用の施設を使用したいと主張したが管理側がそれを拒否。
それに対してウッド氏が裁判を起こし勝訴をしたというもの。

最近ニュースで男性の体を持つ心が女性の方の問題が度々SNSで話題になる。
そしてそれは残念ながら、大体ネガティブなニュアンスのものが多い。
以前見たのは、女性刑務所に収容されたトランス女性が女性に危害を加えたというもの。
この手のニュースを見たとき、私自身は体も心も女の立場から、色々と考えてしまう。

上の記事で取り上げられてるウッド氏は、男性用のスペースで嫌がらせを受けており、その精神的苦痛は計り知れない。
今までももっともっと辛い事も沢山あったと思う。

もちろん私は、ありとあらゆる差別はあってはいけないと思ってる。
ただ、体が男性のままのトランス女性が、女性専用のスペースを利用する事を許容できるのかというと、私はちょっと難しいかもしれない。
受け入れたとしても精神的な負担は非常に大きい。
体も女性になっていればまだ気にならないとは思うけど。

人間にはどうしても理性で制御しきれない“本能”がある。
女性は身体的に非力故に、常に男性へ警戒心を持ってしまう。
電車の中や夜道を歩いているとき、男性が近くにいるだけで少し怖くなる。
相手が無害な優しい人だとわかっていたとしても、心の底の底の方でうっすらと警戒心はある。
それは男性を嫌悪してるとかしてないとか関係なく、これは本能故なのでどうしようもない。

体が男性のままのトランス女性は、女性的な思考は色々持ち合わせているかもしれない。
ただ、本能の部分はどうだろう?
是非聞いてみたい。
あなたは、男性への恐怖心を感じた事があるのかと。
トランスジェンダーである事に対して、男性から嫌がらせを受けたりで嫌悪をする事はあるかもしれない。
そうではなく、草食動物が肉食動物を恐れるかのように、男性が傍にいる時に、本能的に身の危険を感じてしまう警戒心を感じた事があるのかと。

体が女性になったトランス女性であれば、もしかしたらこの恐怖心は共有できるかもしれない。
でも体が男性のままの場合は?
憶測でしかないけど、女性の体を持つ人よりは警戒をしないのでは?
もし、この恐怖心を共有できないのであれば、トランス女性とストレートの女性の間にある溝を埋めるのはなかなか厳しいのではないかと思う。

今回取り上げたニュースに対してもかなり議論が巻き起こっている。
ウッド氏側に賛同する人もいれば、女性側にもっと配慮せよという人もいる。
私もどちらかといえば後者だ。

ストレートもLGBTQもどんな人間も納得して生きられる世界になってほしいとは思う。
ただ、どうすればそんな世界が実現できるのかは見えてこない。

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