FXで食べていけるまでの体験談とこれから始める人に
第2章 FXの仕組・用語
FXでは主に為替売買の取引で得た差益で利益を得る‘キャピタルゲイン’。為替のレートが安い時に買い、高くなれば売る。反対の高い時に売り、安くなれば買う!この差が利益になります。
例えば 1ドルが100円の時の買い→1ドル110円の時に売り(円安)10円の利益となる
1ドルが100円の時の買い→1ドル90円の時売り(円高)10円の損失となる
もう一つ、スワップで利益を得る‘インカムゲイン’こちらはあまりメジャーではありませんが株で言うところの配当金のようなものです。FXではスワップで利益を得ます。高い金利の国の通貨を保有して得る利益です。
スワップは変動してるし、FX取引会社によってもかなり違いがありますので、高いスワップを狙って保有したりします。
そしてFXの魅力であるレバレッジについては、少額で大きな金額の取引が出来ます。
これだけを聞くと怖いかもしれませんが、何度も言っているように使い方を間違わなければ大きなメリットがあると言えます。
例えば 1ドル100円とした場合 1,000ドルを買うと本来100,000円が必要ですがこのレバレッジがあるおかげで25分の1の資金から取引が出来ます。なので4000円で買えるというわけです。ここに為替差益とスワップがプラスの場合両方の利益が得られます。
この点ではレバレッジもなく手数料も高い商品に比べるとシンプルに投資出来るメリ
ットであると言えます。
スプレットとは、日本円から米ドルもしくは米ドルから日本円への外貨両替に対する金融機関の手数料に当たります。証券会社が独自に決めてる数値なのでこのスプレットの開きが少ない商品や会社で取引を行うことで得れる利益も変わってきます。
スプレッドの単位は「銭」や「pips」の2種類あります。「銭」は主に日本円に対し日本円以外の通貨を「ピップス」で言われています。
1銭=1pips=0.01円
10銭=10pips=0.1円
100銭=100pips=1円
このスプレットは為替市場で大幅な変動が生じたときなどはスプレットの幅も変わるので、そこも利益確定の時に知っておくと良いです。 スプレットは常に変動してますし各証券会社や通貨でもかなり異なります。沢山取引がされている通貨であれば基本開きは少なく取引量の少ない通貨だとスプレットの開きは大きいです。
メジャー通貨のドル円で例えると平均的な数字ですが 0.15~1.5pips位の開きです。もちろん有事や経済の動きがあればこれ以上の変動もあります。
ロスカットとは一般的には怖いイメージがありますが、強制終了させることによって投資した資金以上に減らさないというメリットであると言えます。
どういうことかと言うと、持っていたポジションの損失額が投資資金に近くなってきたらそれ以上の損失(追徴)が出ないように強制的に終了させる事です。
必要証拠金として預けている分は残りますが口座残高はほとんどなくなります。(海外口座と日本口座でかなりの差はありますが)
けれどこのロスカットをされたことであとからのさらにマイナスが出たであろう金額が強制終了されてるので追徴されなくなるということです。考えようによっては、安全措置ともいえるのではないかと思います。
このロスカットですが、口座に残っている資金が証拠金維持率までさがった時に行われます。 証拠金維持率=純資産÷必要証拠金×100 で計算できます。表示は常にされています。(こちらも証券会社により誤差はありますが)