今日も一日
今日は法事だった。
8月半ばに亡くなった父の法事だ。
あれからもう一月以上経って、もうそんなに経ったのかという気持ちと、もう昔のことな気がしている気持ち二つある。
10月にもなってまだまだまだ暑く、いまだに蝉だって鳴いていた。まだ夏じゃないか。あの日と変わらず夏じゃあないか。
だけど、あれは今年の話だっけ。本当に?
あの、昼休憩に入る前に「危ないかもしれない」と兄から連絡があって、弁当も食べずに更衣室で泣いて、とりあえず仕事やらねばと意を決したら電話で「今すぐ病院にきてくれ」と言われ、早退して涙と汗でマスクの下をぐちゃぐちゃにして駅まで走ったあの日は、もうずっと前のことじゃなかったっけ。
その日の夜に沢山泣いたあとから、実は一度も泣いてなくて、自分の意識の半分はもしかしたら夏に残ったままなのかもしれないし、もう半分はどこだかわからない先の方に行ってしまったのかもしれない。
本当に急な出来事はジェットコースターみたいにハラハラさせてどぎついスピードで落ちたりなんだりする。付いていくのがきつかった。
数ヶ月前の、7月の写真を見返せば笑顔の父がいるわけ。わりと重たくなったうちの子を、透析で重たいもの持てなくなった腕で抱えている父が、普通にカメラフォルダにも自分の記憶にもいる。でも、もういない。冠婚葬祭の必要性はわかっているし大事だとは思うけど、たかだか49日で区切りなんてつかないし、多分偉い人から言わせりゃつける必要はないんだと思う。
そんなことがあったものだから、日記を書いてみたくなった。後からこんなことがあった、というのを見返したりするのは楽しかったから。
自分がどうにかなった後家族がスマホ見るのは耐えられないくらいSNSが乱れているので、整理していくのも含めて、日常を綴るようのアカウントを作って1週間。結構続いてる。長文はこちらで書こうかなと思う。読む人はいないかもしれないけど、のちの自分が楽しければそれで良い。
とりあえず、法事お疲れ。持って行ったどら焼きを食べてしまおう。
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