刀と不思議な体験。
先日、30歳を迎えるにあたり
真剣(短刀)を我が家にお迎えしました。
刀が来てから少し不思議な体験をしたので、書き残しておこうと思います。
8月の下旬、通信販売で出会った短刀が我が家へとやってきました。
写真で見た姿に惹かれて買ったので、実物の印象が大きく異なっていたらどうしようという不安もありましたが、本物は写真より美しくオーラがあると感じ、この刀を選んで良かったと思いました。
不思議な体験をしたのは、刀が来てから2日後の深夜です。
私の寝ている部屋は、障子で廊下と隔てられており、廊下を進むと弟の部屋が突き当たりにあります。
深夜2時過ぎ、はっと布団の中で目が覚めました。
もう一度眠ろうと、寝返りをうった時です。
廊下から人の足音がしてきたので、弟が台所へ行って戻ってきたのだろうと思いました。しかし、足音は私の方に向かってきたのです。
その時、目を瞑っていましたが、私の頭の中にははっきりと、白い足がこちらに近づいてくる映像が見えました。
足は14歳位の体格と思われる美しいもので、男性と女性どちらでもない、もしくはどちらでもあるような不思議な気配をしていました。
気配はそのまま私のすぐ背後まで来ると、しゃがみ込んで私の顔を間近で覗き込んできました。
白いふっくらとした狩衣を着ているようで、動きに合わせてぱさりと袖が敷布の上に落ちました。
吐息を感じる位近かったのですが、顔は蘇利古の面のような文様?が描かれた紙が掛かっていたため、わかりませんでした。
怖くはありませんでしたが、あまりの近さに耐えられず、思い切って反対側に寝返りを打ってみました。
ぶつかるか?と思いましたが、何にも触れなかったので、そのまま恐る恐る目を開けてみましたが、
部屋には何も居ませんでした。
それから、同じような体験は一度もしていません。
刀とは何も関係ない、ただの短い夢を見ただけだったのではないかとも思いますが、
私は、短刀が新しい所有者となった自分のことを見定めに来たのではないかと思うことにしています。
「刀には魂が宿る」という言葉がありますが、そういうものを信じたいとおもうからです。長い歴史の中で、刀にまつわる様々な逸話を知ると、まったく見当違いとも思えません。
また、足音が始まった方向には、刀を置いた部屋があるので、何となくそうではないかと思えてくるのです。
また、その後、刀と波長があってきたような気がしています。
(もっと前に購入したオーダーメイドの居合刀も、波長が合うまで時間が必要でしたので、刀と波長があう感覚は何となくわかります。)
似たような不思議な体験をされた方、
もしくはこういった体験に詳しい方は
他にもいらっしゃるのでしょうか。
今でも気になっている出来事のひとつです