日本語教師の価値
日本語教師の価値って何でしょう?
給料は低いが結構な激務。周りには社会人としての価値を認められず、授業の準備をこなす・・・
人の価値は「求める人の数」で決まる、とどこかで見ました。つまり、授業に来てくれる人の数なのです。学生の数が5人なら5人分の、10人なら10人分の価値があるということになります。それを教師ははっきりと視ることができます。はっきりと自分の教室内に何人集まり、お金を払って自分を求めて来てくれている。それを実感できるからこそ「やり甲斐」がある仕事だと感じる人が多いのです(これは、あくまで台湾での場合です。日本では、学生が自分で教師を選べず、このクラスは◯◯先生が担当、などと学校側から決められてしまう場合が多い)。
台湾や韓国で働いていましたが、教え方が悪かったり人気がなかったりした場合は、すぐに学生がやめてしまい、クラスの継続が難しくなり、最悪学校側から解雇されてしまうこともあります。
私はそんな先生たちも何人も見てきました。
「誰にでもなれる」けど「誰にでも続けられるわけではない」職業。それが日本語教師です。
現地の人間と付き合って住みたいから日本語教師になる人、結婚して暇だから日本語教師をやっている人、簡単そうだからやってみている人などいますが、総じてプライベートレッスンをインターネットで募集していて学費が安いのです。しかも準備などほとんどしないで教えている人をたくさん見てきました。
それがプロの日本語教師の価値を下げてしまっているのが現状です。
決して「プロ以外は日本語を教えるな」と言っているわけではなく、やるのなら業界のことをすこし勉強してほしいと思います。
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