神社巡り⑤ヌナカワ姫〜諏訪大社
神社巡り⑤はヌナカワ姫を巡る旅です。
ヌナカワ姫をご存知でしょうか。
ヌナカワ姫は新潟の翡翠を守る縄文の女神です。
私の中にとある記憶とイメージがあり、それがヌナカワ姫の伝承と似通っていることから、とても興味を持った女神様です。
おそらくですが私の記憶にあるヌナカワ姫は日本書紀のヌナカワ姫様とは異なると思います。(時代が違いそう)また、thredsでヌナカワ姫様の口伝を公開されている方とも時代は違うようです。ただ重なる部分も多くあり、繰り返す歴史の中の一つの記憶のように思います。
私たちの旅は早朝6時に埼玉を出発し諏訪に向かうところからです。
まず到着したのは秋宮。ここで同行のお友達のテンションがマックスにアップ(*≧∀≦*)
なんだろう、柔らかい。
きっとここで豊かに楽しく暮らしていた。
行ったのは春だからこちらにいらしたかなぁ。
なんともやわらかく暖かく幸せな記憶だった。
ヌナカワ姫の幼少期を表すごとく。
続いて前宮に。
美しい自然だけどここはなんだか悲しい記憶
きっとここでなん日も泣いていたんだろう
本宮。
凛として力強く。タケミナカタ様はきっとクニトコタチノミコトのような凛とした空気をお持ちの方であったはず。
凛として強く美しい神様だった。
悲しみも愛に変わる。そんな神様だった。
おそらく記憶の中の巫女は幼少期をこのあたりで過ごして、新潟の糸魚川市へ赴任したのだろう。
幸せと寂しさそして、若くして逃げてきたこの地は悲しみも大地にあった。
たまたまゲイシャコーヒーを淹れてくれるコーヒーショップが駐車場の近くにあって、美味しいコーヒーを手に次の目的地へ
小さな神社だった。
赴任した当時にいたところだろうか。
潮の香り 懐かしさ
でも無念さや申し訳なさ
この地を守る約束を果たせなかった苦しみ
きっとここでは国譲りがあったはず
譲り、と言う優しいものではなかったかもしれない。
桜の木が
何かを物語るように輝いていた。
無念さや悲しみは
今ここで愛に変わる
潮の香りに誘われ
車を走らせるとふと能生白山神社が気になった
ここはおそらくだけど
高句麗からいらしたお客様をお迎えする場所だったのではないかと思う
ちなみに記憶の中の彼女は高句麗の方にお会いできていない。それが長年の間彼女を苦しめ、罪悪感と後悔、そして複雑な気持ちを宿すことになった。
不安になる程、山奥だった。
車通れるの!?と思うような道を進み、最後には車が停められるような広場がある。
遠くの山肌にはまだ雪が残っていた
風が吹き
蛇の抜け殻もあって笑
ふきのとうが顔を出していた
ヌナカワ姫の記憶はここだけじゃない。
おそらく婚姻後は別の場所にいたはずだ。能登のあたりではなかろうか。
そして夫を失い、追われた地は諏訪のはず。
そして諏訪からさらに逃げている。
でもこれは史実ではない。
諏訪の先は山形、秋田。秋田にコシオウ神社があるのは偶然ではないはず。