見出し画像

洋服リフォーム(お直し)店は、驚きの連続! 〜様々な職種経験からお話しします その7〜

こちらのシリーズも早いもので、7話となりました。
6話までご覧いただき、ありがとうございます。


数年前から、人生の後半に取り組んでいきたい事を考えていました。
年齢を重ねてきた現在、この先も現在の仕事を続けていけるか、体力的にも、頭を使う(記憶や要領的なこと)という点においても、だんだん難しくなっている気がしています。


母が洋裁が得意だったこともあり、私も昔から手芸が大好き。
母に教えてもらいながら、学生時代から自分が着たいワンピースなどを作っていました。
ただ、こういうことが仕事になるとは思っていなかったので、それからは趣味として楽しむ程度。
ですが現在はインターネットも発達し、個人で販売活動が出来るようになっています。


そこで、しばらく仕事をお休みして、洋服リフォームの学校に通ってみることにしました。
洋裁を基礎から学んでみたいと思ったからです。


学校は普通の学校と同じように、朝から夕方まで、6限まで授業がある学校です。
入学希望者が多かったので、学校に入るには入試があり、筆記試験と個人面接を受けました。
(筆記試験では数学の因数分解の問題などもあり、昔の記憶を思い出しながら必死でした💦)


無事に合格して、洋裁を基礎からきっちり教えていただきました。
アイロンの当て方から、プロと素人は全然違うんですね・・・
ミシンは工業用ミシンを使用して、実際に何着も何着もリフォーム(お直し)しました。
時に、実際の店舗から指導に来てくださる先生もいて、授業はかなり厳しかったです。



学校のクラスメイトもみなさん手先が器用で、上手な方が多かったです。
20代前半の若い人から定年後の方まで、色んな方がいらっしゃいましたが、やはり若い人はスピードが速くて「若い人は、脳が柔らかく知識の吸収も早い!」としみじみ感じていました。
(私が1着仕上げるかどうかの間に、3〜4着サッと綺麗に仕上げるので)


若い人達はガツガツしている様子もなく、他の人の様子も気にかけたり、雑用もよくやってくれて、とても優しかったです。
また、あまり肩に力も入っていなくて、軽い波動でサッと仕上げていく姿にハッとさせられました。
私たち世代は「失敗しないように」と、ガチガチに構えて待ち針もバシバシ打つけれど、若い人たちはあまり待ち針も打たずにサッと綺麗に縫っている。
あまり恐れや心配を抱かず、自分を信じて作業しているんだなぁと、洋裁の知識とともに、そういう姿勢をクラスメイトから学びました。


学校の授業も後半に差し掛かった頃から、洋服リフォームの実店舗で、実際にお直しを経験させていただくことになりました。
(店長のご好意で、受け入れていただきました)


私は特に「洋服リフォームを仕事にしていきたい!」とは思っていなかったのですが、実店舗での経験はしてみたいと思い、いざ現場へ。


そこで見て、感じたことは、かなり驚きの連続でした。
まずすごいのは、この業界は80代・90代でも元気に働いている。
現役バリバリで、すごいスピードと技術で仕事をして、まだまだ元気にご活躍!
働いているからか、とても元気でお肌もツヤツヤ。
こういう風に仕事をしながら、歳を重ねていけたらいいなぁと、私自身にとって憧れであり希望とも思えました。


ここから先は

1,831字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?