11.24 ひとすじ
今日は自分の書いた作品について書かせていただくこととする。
我家までの月のみちひとすじ 荻原井泉水
この作品は今日でお別れの方に感謝の気持ちを込めて筆を握ったもの。
私がいつも書く題材は、和歌が多いのだが
今の心境に心惹かれたこの俳句の力をお借りして筆をとった。
渡したい方のことを考え、料紙(紙)はももいろで砂子(紙の表面についているキラキラ)が上品に振られているものを選んだ。
感謝の気持ちを伝えるときの方法は様々であるが、私にできることは持ち前のあかるさと書が書けるということだと改めて思い、筆を走らせた。
良い作品か?恥ずかしくないか?
そう思う人もきっといると思う。
書作の技量、勉強、知識、私はまだ努力しきれていないから。
ただ、感謝を表す行為にいい作品かどうかは関係なく、渡してあげたい。そう思う気持ちが大切で心の原動力になると信じてみることにした。
よろこんでくれたかな。
そうだったらうれしいな。