彩
初めまして。
都内で着付け師兼ヘアメイクをしております、田口彩華です。
文章をまとめるのは得意な方ではないんですが、伝えたい事、書き記して置きたい事がたくさん有り、また前述しました’’着付け師兼ヘアメイク’’という職業についての私の思いを言葉でまとめて伝えて、自分の中に咀嚼して取り入れる作業をしていきたいなという気持ちも有り、書いてみました。
初めての記事という事もあるので、私の仕事について少しお話させていただきます。
まず、私と同世代の女の子に和服の印象を聞くと、大体の確率で出てくるのが‘‘成人式’’や‘‘卒業式’’。もう少し身近なものだと‘‘浴衣’’や‘‘レンタル着物’’が有りますね。
以前よりは近寄り易い物に変化してきてはいますが、日常的な物ではなんとなくないというカテゴリーに入ると思います。
確かに、ワンピース着る方が楽だもんね。その通り。
あとは古い感じだったり、個性派だったりと言われがちなカテゴリーですよね。
様々なイメージがある和服ですが、私は根本的に大好きです。
好きすぎて毎日着物着たくて、呉服屋さん(浅草)に務めてた経験も有り、着物を着て店頭に立ってました。
そんな経験と美容を施す仕事をしていたのも有り、「私の究極の仕事は着付けだな、というか着物といつまでも離れたくないな」と思い、はじめました。割と理由はあっさりしてます。
私が着付けとヘアメイクを施す上で大切にしたいこと
「皆様の声をしっかり受け止めて、形式だけが全てではない着付けを提供する」
若い方達が着物離れをする理由には以下のことが有ります
・色んな伝統や守らなくてはいけないルールがあって面倒。
・基本的に高価な物のイメージ
この2つが主な理由です。
着物は確かに安くはない物です。
安く済ませたいとなんとなくで選んでしまい、満足せずに時間と金銭的負担だけかかり、また慣れない装いだからこそ印象に残る思いが、いい形で残らない事が多くあると思います。
それを知り、着物が関わる思い出を良くしたい、同年代である私だからこそできる着付け師としての働き方が思い浮かび始めました。
分かりやすい例として成人式を例に説明させていただきます。
現場に入った際に新成人を迎える方々と関わり一番に感じたのは
"ストレスフリーであるべき主役の本人や関わる人の声が通る一日にしたい"
ということです。
本人が一番ストレスを感じる‘‘お支度での待ち時間問題’’
ご両親や親族の方々は‘‘育ててきた可愛い自分の娘が大人として成長した証をしっかり見届けていきたい’’
その声を聞いたのが特設会場でのお支度サービスです。
沢山の方のお支度をする為には大切なサービスではありますが、かなりの待ち時間の方と急足にあってしまう方と様々で、新成人の方もご両親もばたばたで成人式を迎える形になってしまいます。これを体験して私が思い付いたサービスがありました。
お客様が一番の理想となる場所をご相談をした後に訪問美容、又は、個別での施術のサービスを行う。
そして、着物だから似合うヘアメイクは何かという形式では無く、やりたいスタイルを着物に合わせていくのも有りだと思います。
SNSが盛んになっているこのご時世。
"こうなりたい!"という気持ちは100人いれば100通りある時代です。
他の人とは被らない成人式にしたいという声に向けての新しい成人式。
前撮りも大切な成人式の要素です。
スタジオ撮影だけではなく、思い入れがある場所があればそちらでの撮影も。
家族や親戚、お友達や恋人と写真を残す成人式の形があってもいいと思います。
ご意見・ご要望に合わせた成人式にお応えするのが”彩”の一番の理想です。
些細な事でも構いません。
皆様のお声をお聞かせください。
”成人式に対してのイメージはあるが、それを実現できる場所が欲しい”
その思いに着目して始めたのが”彩”になります。
大切な人生の門出の日に、一番の笑顔を作る事が私の思いです。
着付けとヘアメイクが出来るからこそ始めたサービスです。
皆さんの声を大切にする働き方をして、着物の思い出をいい思い出にするのが私が仕事をする上で大切にしたいことです。
沢山の決まりごとはわからなくても、可愛い着物を着たいという気持ちだけがあれば着物は楽しく着れて、素敵な思い出になります。
呉服屋さんに和服で立ってた時に私はかなり自由に着物を着てましたが、お客様から頂く声は「自分らしさを大切にしながら、しっかりお着物来てて素敵ね」という言葉でした。
今思うとその言葉が私の人生のキーワードになったのかもしれません。
お仕事について様々な事はこちらに記載しておりますので、皆様是非ご覧になってください。
https://taaaaguche2525.wixsite.com/irodori