人目は気にして、本気で叫んだ。
どうもこんばんは、いろどりにんです。
あれから時は過ぎて、ヒッチハイクと徒歩の旅を挫折して辞めて、路線変更で自転車で旅を再開して早3週間。
自転車に変更してからというもの面白くて面白くてしょうがない。
やっぱり、合う合わないは存在した。
そういえば昔の職場での社長がこの感覚とは逆の人だった。
できるできないじゃなくてやるかやらないか。
正直その言葉を聞いた瞬間にこの人とは合わないと確信はしていたが、避けてばっかりもいられない。
もしかしたら分かり合えるところがあるかもしれないと希望を持って接していた。
でも最終的にはやっぱり合わなくて仕事を辞めたが、最初から合わないと思って避けるより、実際に接してみて違うことが分かったことがいい収穫だったと今は思う。
ヒッチハイクやーめっぴ!
前回の記事でも書いたがヒッチハイク徒歩を辞めた。
苦しかった。
全然楽しめなかった。
詳しく話すと、
一番最初に乗せてもらった人が、昔の武勇伝のマシンガントークを何度もリロードしてくる人で、1泊させて貰えて苫小牧から札幌まで送ってくれたけどめちゃくちゃに疲れてしまった。
そう、善意で乗せてくれたのに自分が100%感謝の気持ちで応えられなかった。
正直段々話聞いてても雑な返ししか出来なくなって、早く降りたいの気持ちが強くなってしまったのだ。
まあ色んな人いるし、他にいい人いっぱいいるやろって一瞬思ったけどこの思考がものすごく嫌だった。
人を当たり外れで判断するのも、自分視点でいい事してくれたからいい人、そうじゃなかったら記憶にも残らない人や嫌だった人として記憶に残ったり、なんか自分何様なんやろって。
きっとこういうのも慣れていくんだと思う。
でも全然慣れたくなかった。
自分で空気をいい方向に変えられるほど素晴らしいコミュ力を持ってる訳でもないし、自分を乗せてくれたら100%楽しませます!って勢いがある訳でもないからね。
そんなことを考えてたらまたマイナス寄りになっていった。
この恩に何を返せばいいのか、なにか返さなきゃ、でも何も無い。
そんな感覚も、ヒッチハイクで行先書いたやつ掲げて待っててその時間動けないのも、その間の色んな人からの視線も、刻一刻と過ぎていく時間も全部全部もどかしかった。
その分乗せて貰えた時はめっちゃ嬉しいんだけどなんだか楽しくはなかった。
考えた結果、自分でヒッチハイクでやると決めた矢先それが出来ないなら旅は辞めようと思った
辞めてから金貯めてバイクでも買ってやり直そう。
それも無理だったら旅行でいいか。
とりあえず沖縄への飛行機のチケット買わなきゃ。
と、本当に辞める1歩手前まで来てた。
旅する前からよく相談事をしてた友人に辞めることをチケットを探しながら報告した。
もうほぼ決めていたから、辞めようと思うっていう相談じゃなくて、辞めますって報告にした。
案の定その人も旅人故に気持ちを汲んでくれながら話してくれた。
それでもまだ早いんじゃないか、
最初がきついのはわかる。
別にヒッチハイクにこだわる必要無いんじゃないかって、
そうだよね。分かってるんだけどそうじゃなかったら意味が無い気がしたんさ。
でも1番自分の心に響いたのは、会話の中の
「続けてみてほしい。」
だった。
似たようなことが以前にもあった。
そう宮古島に移住する時だ。
その時も友人に行ってきて欲しいって頼まれた。
まあその友人はそんなこと言ったっけみたいな感じだったけど。
頑張れとかの応援よりも自分の中に違和感として残り、
そんな言うなら頑張ってみちゃおっかな〜っ(冗談)
って不思議となっちゃったんだよね。本当に不思議。
てかそうじゃん、自転車に変えてもいいじゃん。
絶対にヒッチハイクじゃなきゃいけない理由あるのかって考えた時に別にそうじゃなくても出来るやんって。
別の方法で何が悪いんやぐらいの心意気になり次の日には自転車買ってた。
そんなこんなで挫折を乗り越えてた。
言葉ってとても力があることにも気づいた。
ここではあえて、人の支えで何とかなりましたと言わずに、
自分でちゃんと決めました。
そういうのも悪くない気がしてます。
もちろんその時の声があってこそなんだけどね。
前置きだいぶ長くなったけど、
そう、切り替えてから楽しい日が圧倒的に増えた。
自転車買おうと思いマップでなんとなくで君に決めた!って所に行って、自転車よく分からなかったから
「10万で旅仕様で揃えてください!」
って半ば強引なお願いをした。
中途半端に安いやつ買って後悔したくなかったので思い切ってこの値段。3週間経った今、いい判断だったと思う。
そしてその自転車屋のお手伝いさんがまさかの日本一周チャリ旅〜完〜の人で、なんと後ろの荷台に横付けできるバックが余ってると言うので貰えることに。
え、ありがとう、これは流れ来たなと。
そして自転車買ってから届くまでに5日くらいかかるとの事だったのでその間に人と積極的に会おうってなって、(切り替え早い)
ダイビング時代に知り合った人の友人を紹介してもらって一緒に遊びに行ったり、
ジモティーで友達作ろうとしてみたり←(?)
そのジモティーで会った人にボロクソに言われたり、はたまたジモティーでBBQとか友達を作る場を作ろうと企画してる人がいたり、自閉症の人だったりと様々な人と会ってみた。
会ったからと言って何かがあった訳じゃないがなんとなく面白かった。
ボロクソに言われたのは自分がいけなかったんだけど言い方がキツめで、まあでもいい勉強になった。
そっから自転車届いて荷物も完璧。
いざリスタート!
の初日から同い年のチャリダーに遭遇。
宿とかじゃなくて普通に漕いでて会うんだ…って思いつつも色んな情報貰いつつ、向上心強めな所に圧倒されながら一緒に漕いだ。
初日だから一緒に進んで煩わしくないかとか1人で漕ぎたかったりするかもしれん、ワーホリでいう、私海外にいる間日本人と喋りません。っていうタイプで旅中は1人で極めてますって感じかもしれん、とか思ってたけど今考えたらそんなわけ無さすぎて、考えすぎてた自分がすごく笑えてくる。
そんな彼はその日、旅を始めてから初めて自転車が故障した。
あれ僕死神かな?って思いつつ、こんなことも旅にはよくあるんだぞと神様からのお告げとして受け入れた。アーメン。
それからも色んな出会いが、、、
はさておき。
自転車が気持ちよすぎる!!
基本めっちゃきついんだけど、
登りとか死にそうになるけど降りで全てが報われる。
というか全てがどうでも良くなるくらいに気持ちいい。
多分飛んでる。
出会いもおもろいけどそれと同じくらいに自転車が最高だった。
自分に合ってたんだね。ハッピー
そして気持ちよすぎてめちゃくちゃ叫んだ。
よく海でバカヤロー!って叫んでる奴の比じゃないくらいに言葉にならない声で叫んだ。
少し叫んだだけなのに喉が枯れかけた。
勝手に笑いが溢れた。
そして少しだけ涙が出た。
こんなことで生きていることを直で感じれた気がした。
人目も気にせず叫ぶことはまだ出来ない。
もちろん叫ぶ時も周りに人がいないのを確認してから。
というかこれからも人目は気にしていくんだと思う。
でも別にそれが悪い事じゃないと分かった。
もちろん時と場合によるんだけど。
近くに人がいて、自分人目気にしないんで。って叫ぶ人がいたら恐ろしすぎるだろう。
まあ人目を気にせずおならできる人は少し羨ましいけど。
今までは人目を気にする自分は人生つまらないもったいない自由じゃないって思ってたけど、
人目を気にしてる自分を気にしすぎてた事に気づいた。
多少は誰でも気にするさ。
でも別にそれでいいんさ。
人目を気にする自分も受け入れちゃおう。
人目気にしても自分を出すことはちょっと頑張れば出来るはずやし。
自分を出せないのは人目を気にしてるからじゃなくて勇気が出せないだけ。
そのうち気にしないようになれば万々歳じゃな。
いつかそうなれますよーにと。
それでは明日から昆布の漁(?)があるのでおやすみなさい。
最後まで読んでくれてありがとうこざいました!