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もしかして、絡まっていたものはすべて。
絡まって
ほどけない
気持ちや感情や状況が
すれ違って
絡まって
言えなくて飲み込んだ言葉や
心にもないのに吐いた言葉
吐かれた言葉たちが
絡まって
絡まって
ほどけない
細い細い糸が
どこでどうなったのか
絡まり合って
もうほどけなくて
1本ずつ
ほどこうとしても
ゆっくり
少しずつ
ほどこうとしても
もうほどけなくて
だから
切ってしまおう
絡まって
絡まって
身動きが取れなくて
引っ張っては
ちぎれて
たぐりよせては
ちぎれて
苦しくて
苦しくて
どうしようもなくて
引っ張って
全部ぜんぶ
ちぎってしまった
もうわたしには
ほどくことなど
できなかったから
本当はずっと
そうしたかったのかもしれない
もう
今となってはわからないけれど
全部ぜんぶ
引きちぎってしまったから
もしかして
絡まっていたものはすべて
自分自身だったの
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何かに絡め取られているような、
縛り付けられているようなとき、
その縛り付けているものが、案外自分自身だったりする。
自分で自分を閉じ込めたり縛り付けたり
本当は持っているはずの自由を奪っているときもある。
その時は見えなくても、後で気づいたりもするよね。
写真は京都水族館かな?絡まりすぎている
海月(クラゲ)の写真です。
心配になる程絡まり合っているのに
何故だか美しいまま。
よろしければ他の詩も。
それでは今日はこの辺で。
最後まで読んでくださってありがとう。
また気が向いたら、来てくださいね。
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