精油の光毒性
ベルガモット精油のメッセージ
昨日Instagramでご案内した精油はベルガモット精油でした。
ベルガモット精油のメッセージ
「信念をつらぬく」
こだわり、ポリシーがあるのは素晴らしいこと。
譲れないことは大切にしましょう。
自分を輝かせるためには妥協しないことです。
「光毒性」をどう捉えてどう使うか
ベルガモット精油との注意点といえば「光毒性」です。
「光毒性とはフロクマリン類を含む精油を皮膚に塗布した状態で紫外線にあたるとシミや炎症などの皮膚トラブルが起こること」です。
ベルガモット精油にはフロクマリン類である「ベルガプテン」「ベルガモチン」という成分が入っています。
ここからは「精油の安全性ガイド」を参照しての記載になります。
ベルガプテンは光毒性の程度が「強」となっていますので、柑橘系精油の中でも特に光毒性に気をつけなければいけない精油とされています。
光毒性が気になるのであれば「ベルガプテンフリー(フロクマリンフリー)」というベルガプテンの少ない(完全に除去されているわけではありません)ベルガモット精油もありますのでそちらを使うのもありですね。
ただしベルガプテンフリーのベルガモット精油は、自然の状態の精油と比べて芳香が劣るとされています。
私自身は「精油」は「何も足さない何も引かない」精油を扱いたいというポリシーを持っていますので、フロクマリンフリーのベルガモット精油を使うという選択肢はありません。
光毒性は皮膚に塗布した時の危険性ですので「香りを楽しむ芳香浴」は問題なく使えます。
「毒性があるので使えない」ではなく、どのような形ならば安全に使用できるのかを見極める必要がありますね。
光毒性精油は柑橘系精油である「ミカン科」だけではなく「セリ科」にもあります。メジャーな精油ではありませんが「アンジェリカルート精油」にも光毒性があります。またミカン科のマンダリンペティグレン精油にもあります。
フロクマリン分子は不揮発性物質ですので主に圧搾法で得られる精油に含まれますが、水蒸気蒸留の過程でも精油に取り込まれることがあるので蒸留されたアンジェリカルート精油やマンダリンペティグレン精油にも含まれるとされています。
精油の安全性ガイドには「ほとんどの光毒性精油はミカン科とセリ科の植物ですが、これは進化論的な多様性によるものではないかと考えられます」との記載がありました。
この一文を読んで、光毒性を禁忌として捉えるのはとても大切なことですが、ちょっと目線を変えてみると「精油の考察」に役立つ情報なんじゃないかな?と思いました。
「光毒性」をどう考えどう捉えて精油を扱うのか。
教科書通りではない自分の考えをしっかりと持っていたいものです。
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