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社会課題をアプリで解決する世界大会「App of the Season」にて植竹・武居・岸本チームが優勝!

IRODORIでは2021年より、MIT App Inventorを活用して「地域で暮らす人たちの困りごとを解決するアプリをつくる」デジタル人材育成プログラム”ワガママLab”を実施してきました。

▼ワガママLabホームページ

2023年5月25日に発表された、App Inventor財団主催のMIT App Inventorを活用した社会課題をアプリで開発する世界大会「App of the Season」のAdult Track にて、ワガママLabテクニカルディレクターとして活動する植竹と武居が結成したチームが優勝しました。

世界中の挑戦者がコミュニティにおける課題解決に挑む

今シーズンのコンテストのテーマは「Community(コミュニティ)」でした。

自分たちの国や地域コミュニティで抱える課題を解決しようと、その原因を特定し解決策を考えていきます。さらに以下のテーマに沿ったものと指定があります。

  • Arts & entertainment

  • Education

  • Health & wellness

  • Social justice

  • Sustainability & environment

応募にはアプリ開発をはじめ、英語でのプレゼンテーション資料や、2分間のアプリ紹介動画等の提出が求められました。

世界中の挑戦者たちが自分たちの国や地域コミュニティで抱える課題を可視化し、その原因を特定し解決策を考えました。

世界中から22カ国からのエントリー

応募者の年齢は8~60歳までと多様で、さらに22カ国もの人たちからのエントリーがあり、うち21%が発展途上国に暮らしている人たちだったそうです。

インドのタミル・ナイドゥ州での漁業の課題から、ブラジルのサンタカタリーナ州でのデング熱の流行など、多岐にわたる課題にアプローチされたアプリが提出されたとのこと。

その中で優勝2チームのうちの1組として選ばれたのが、ワガママLabテクニカルディレクターの植竹と武居のチームでした。

不登校やひきこもりの若者たちのコミュニケーションにおける不安を解決するアプリを開発

つくったアプリは会話アプリ「AI REI(AI レイ)」です。

植竹は不登校児童生徒へのオンライン学習支援を行うFor Everyone Studyの代表として、そして武居はFor Everyone Studyのメンバーとして日々活動しています。

現場で活動を積み重ねてきての気づきや課題感から「AI REI」の開発に至りました。

社会的交流が難しい人のコミュニケーションスキルを向上させる「AI REI」

日本ではコロナ禍で不登校やひきこもりの若者の増加しており、社会的孤立が課題となっています。

人との関わりが限られた状態が続いた場合、社会復帰しようとしても人とのコミュニケーションに大きな不安を生じて、進学や就職がうまくいかない状況に陥りがちです。

彼らはそういった背景を持つ友人が就職で苦労していると聞き、社会復帰を目指す若者たちを支援するアプリをつくろうと開発しました。

「AI REI」は、社会的交流が難しい人のコミュニケーションスキルを向上させるように設計されています。

技術的には、MIT App InventorをChatGPTとGoogle Docsに紐付けていることが評価されました。

AI REIでは会話のログが残り、履歴が見返せるという機能もあります。

優勝が発表された記事はこちらです。

ワガママLabではたったひとりのワガママを紐解くことから「誰のどんな困りごとを解決するのか」を突き詰め、MIT App Inventorを活用して地域で暮らす人たちの課題を解決するアプリをつくるデジタル人材育成を全国で行っています。

植竹と武居はテクニカルチームとして参画していますので、ぜひワガママLabにご興味がある方はお問い合わせください。

各地でのワガママLabの事例はこちら

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