はじめてMIT APP Inventorを使ってみた【ほこたワガママLab#01】
茨城県鉾田市で、新たな取り組みがはじまりました。地元で新しい挑戦をすることに興味がある高校生や大学生のみなさん向けのプログラム「ほこたワガママLab」です。
ほこたワガママLabでは、鉾田市にゆかりのある若者の皆さんと一緒に”地域で暮らす人たちのワガママを叶えるアプリをつくる挑戦”を通じて、地域に変化を起こすきっかけをつくりたいと考えています。
本記事は、2023年2月6日に実施したワークショップについてレポートしていきます。
▼説明会のレポートはこちら
主催:鉾田市まちづくり推進課
運営:ほこたワガママLab事務局(Modis株式会社 株式会社IRODORI)
地元に関わりたい、課題解決に挑戦したい高校生・大学生が集合
今回、参加表明してくださったのは高校生と大学生の皆さんです。実は知り合いだった!同じ地域の先輩後輩だった!というつながりが多く聞かれました。
ほこたワガママLabの醍醐味の一つは、地元での新しいかたちでの出会いがあることです。大学生の皆さんに参加への想いを伺いました。
高校生の皆さんは鉾田市在住です。高校は市外まで通う生徒も多く、いろいろな想いを持って参加してくれました。高校生の皆さんの声がこちらです。
それぞれの想いや期待を持って参加してくださったことがわかりました。これから一緒に活動するメンバーたちのモチベーションの源泉や人柄を少し垣間見ることができる時間となりました。
地域課題の本質を探る「システム思考」
続いて、ほこたワガママLabで「ワガママを叶えるアプリ」をつくるにあたって、知っておきたい考え方としてシステム思考についてのレクチャーを行いました。
ほこたワガママLabでは MIT(マサチューセッツ工科大学)が開発した、スマホアプリ開発ツール「MIT App Inventor」を使ってアプリづくりに挑戦します。講師は、MIT認定・教育モバイルコンピューティングマスタートレーナーの石原先生が担当します。
自分の身近なことから社会課題を見つけて、解決の急所を探し出すにはどのように考えればよいのか。見つけた課題を解決するために、どんなふうにスマートフォンを活用することができるのか。そのためのアプリはどうやったらつくることができるか。
そんなことを考えるときに役に立つ思考法として「システム思考」の基礎を紹介し、スマートフォンアプリで社会課題の解決に取り組んだ複数の世界の事例をご紹介しました。
MIT APP Inventorを触ってみよう!
システム思考で一つの事象について起きていることから課題の本質を探る考え方について考えてきました。課題解決に向けた行動に繋げていく手段となる、MIT APP Inventorを触っていきます。
まずは、MIT APP Inventorにアクセスする環境を整えます。下記の4点さえ整えば、誰でもMIT APP Inventorを使ってアプリをつくることができます。
1〜4がクリアしたら、いよいよアプリをつくっていきます。石原先生の指導のもと、基本的な操作を学んでいきました。
最初に学んだのは、アプリでボタンをつくり、それを押すとメッセージが出てくるという機能です。MIT APP Inventor上で作った機能が実際に自分のスマートフォンで動くという体験をしていきました。
スムーズにできる方もいれば、もちろん苦戦する方もいて、習得スピードはさまざまですが、そこはあまり問題ではありません。今後の活躍のチャンスは全員が平等にあります。
ワガママLabサポーターも入って、ひとりひとりフォローアップしながら、初回はまずは一歩目としてMIT APP Inventorをつなぐこと、アプリの機能を一つ習得することを行なっていきました。
初回のプログラムでは、こんな感想をいただきました。
最初は不安に思っていた受講生のみなさんも、もっと深くMIT APP Inventorを学びたいと前のめりになっていったのが運営として印象的でした。
次回はより鉾田市のことを知り、MIT APP Inventorを使ってできることを増やしていく時間になります。地域のことを知りながら、地域に貢献できる技術を学ぶことができる。そんなほこたワガママLabワークショップの2日目は2023年2月19日に開催です!
途中からの参加も相談に乗ることができますので、ご興味のある対象の学生の皆さんはぜひお問い合わせください。
●対象者
・市内在住の大学生や高校生(在学を含む)など。
・進学を機に鉾田市を離れた大学生、大学院生、専門学生、および高等専門学生など
●場所
オンライン、もしくは東京と鉾田市会場にて開催
※いづれもオンライン参加が可能となります
●お申し込みフォーム
ほこたワガママLab:webページ