頭痛→市販薬飲む→薬物乱用頭痛
薬物乱用頭痛ってご存知ですか?
それにしても凄い名前ですよね。
実はこれちゃんとした病名。
私は子供の頃から頭痛持ち。
俗に言う《普通》の頭痛だけでなく、片側が激痛の片頭痛が起こることもしばしば。頭痛が2週間続くことも。
大人になり市販薬で何とかなっていたものの、今から8年ほど前毎日のように頭が痛く、その都度市販薬を飲んでいました。
薬を飲んでもあまり効果がなく、頭痛は続きます。
朝、目が覚めた時から頭が痛いというのはとてもつらい日々でした。
その頃、テレビで『頭痛外来』が取り上げられるようになりました。
私の住むさいたま市にも頭痛外来があると知り、早速予約をして受診したのでした。
そこで診断されたのが薬物乱用頭痛。
私の場合、片頭痛と薬物乱用頭痛の2つの頭痛に日々悩まされていたということです。
月に20日以上頭痛薬を飲んでもほぼ効かない。
これが典型的な薬物乱用頭痛。
~薬物乱用頭痛の診断基準は月に10日以上を3ヶ月以上続けて、その結果頭痛が頻回にある場合とあります。
治療法としては
・頭痛薬を絶対に飲まないこと。
・トリプタノールを服用すること。
・片頭痛が起きた時には片頭痛薬(トリプタン)服用。
・頭痛ダイヤリーを記入する。
(頭痛の有無、片頭痛の薬の服用の有無、効果の有無を記入します)
頭痛薬を一切断つ事による離脱症状の頭痛がとにかくつらかったのを覚えています。
それを乗り越えたら、朝目覚めた時に頭が痛くない!
なんて爽やかな朝なんだ!!という具合に、朝から頭が痛いという日が減っていきました。
トリプタノールはうる覚えですが1ヶ月程飲んだかと思います。
無事に『毎日のように続いていた頭痛』から解放され薬物乱用頭痛の治療を終えました。
今でも相変わらず頭痛持ちですが、市販薬を2~3日飲んでしまったらその後は薬を我慢。
体を休めたり、ヨガで体を解したり、あえて外に出てみたりしてやり過ごします。
冒頭に書いたように私は片頭痛持ちでもあります。
私の場合、片頭痛が起きる前に閃輝暗点(せんきあんてん)という発作が起きる場合があります。
視界の一部がモヤモヤギラギラし見えづらくなり、それが視野の半分を覆います。
家にいれば部屋を真っ暗にして安静にできるのですが、車の運転中や仕事中、買い物をしている時などところ構わず発作が起こるのです。
この発作が起きたら激痛の片頭痛が間違いなく起こるので覚悟をします。。。
私は片頭痛の頓服薬を持っているので片頭痛が起きたらすぐに服用します。
片頭痛の薬の種類には、水で飲むものから水なしで飲めるものなど色々あります。
ちなみに私が今飲んでいる片頭痛薬は
エレトリプタン(レルパックスの後発)です。今はジェネリックの片頭痛が色々出てきていてお値段もお安くなったのでとても助かっています。
それから、頭痛ーるというアプリをスマホにいれています。気圧の変化が分かるので結構役立ちます。
昨今、頭痛に悩む人はきっと沢山いると思います。
命に関わるものでは無いもののとてもつらく、それが続くと集中力が低下して仕事の効率が下がったり、生活にも支障がでます。
そんな頭痛に悩まされている方のお役に立てればと思い、今回薬物乱用頭痛と片頭痛について書かせて頂きました。
これからもお薬を上手く使って頭痛と付き合っていきたいと思います。
頭痛で悩む人が少しでも楽になりますように。