アラフォー・無職・独身、とうとう家なしになる
事件。家がなくなります。
リアル「住所不定・無職」になる。
どこから話そうか。
今更ながらの自己紹介的なところからいきましょうか。
(だいぶ前置き長くなりそうな予感)
1.無職中に起こった人生変える2つの出来事
私、年の頃はアラフォー。
去年9月末までは新卒で入社した大企業にてそれなりに真面目に働いておりましたが、思いきって退職して現在無職。独身。
退職後、半年間は自由を満喫しようと決めてひとまず就職活動などはほぼせず。
あっという間に時間は過ぎて現在5ヶ月目が経過しようとしているところだけど、この間にこれからの生き方に大きな影響を与える出来事が2つありました。
1つ目は、夢だったヒマラヤトレッキングへ行き、エベレストのベースキャンプまで歩いたこと。
「女ひとりでエベレスト街道」というマガジンに記事をまとめております。(超大作)
一歩踏み出すことの大切さ、異文化でのコミュニケーション、ダイバーシティなど日々感じることがあり、10代に戻ったかのように毎日が本当に新鮮でした。
そして、山登りは私が生涯大切にしたい趣味であることを改めて実感。
そして、2つ目の出来事は元旦に地元を襲った能登半島地震。
現在進行形で、能登はしんどい状況が続いている。
年明けからはずっと誰に会っても地震の話ばかり。
今月ようやく水が出るようになっても、地震の前と後では何かが決定的に変わってしまった。
1月と2月に予定していた海外旅行は当然キャンセル。
どこかに行きたいという気持ちすらわかなくなっていた。
それでも悪いことばかりでもなかった。
久しぶりに実家の両親とゆっくり過ごせて、少しは親孝行できたと思う。
地元の友人たちとは毎日情報交換をしながら励まし合ってきたし、金沢の元職場関係の方々にも沢山支援をいただいた。
ボランティアを通してたくさんの素敵な出会いもあったし、改めて能登の良さを実感することも多かった。
ヒマラヤと能登半島地震の2つの大きな出来事は、性質は違うものの、水や電気などのインフラが制限されているという状況においては共通するものがあったりも。
自然の素晴らしさと脅威と、それぞれから学ぶこと。
サスティナブルな生き方とは。
2.さようならマイルーム
そんなこんな、もやもやぐだぐだと考えていたら、何も決め切らないで時間だけが経っていく。
金沢にいたい気持ちもあるし、能登に戻りたいような気もする。
ひとまず県外に出るのは今じゃなさそう。
そんなタイミングで金沢のアパートが更新を迎え、家賃が4千円上がることに。
(昨今の物価高でやむを得ず…とのことだったけれど、家賃に物価高って関係するのだろうか。共益費ならまだ分かるけど)
元々無職にはちょいとお高い家賃だったので、お気に入りの部屋だったけれど退去を決意。
居心地よかったマイルーム、せめて写真だけでも残しておこう。
3.物件難民→令和の遊牧民に
そんなこんなで引越しが決まるも、ボランティアなどでバタバタしているうちに、被災地から金沢へ2次非難する方々で賃貸物件がどんどん埋まっていく事態が発生。
金沢の不動産業界は空前のバブルだそうで、貸したくても貸す物件がない状態だそう。
ひとまず引越し業者はお願いできたけれど、物件が決まらない。。
良いと思った物件は見学行く間もなく決まっていくし、残っている物件をいくつか見てみるも、どうにもピンとこない。
こんなぐだぐだの私に神が手を差し伸べてくれました。
友人(前職先輩)が荷物ごと自宅に受けれてくれると!!
色々考えた末、ありがたく甘えることに。
しばらくは実家と友人宅をウロウロしつつ、ボランティアも続けつつ。
興味ある職は応募もしてみる。
少しずつお出かけしたい気持ちも芽生えてきたので、3月はちょっと旅行するのもありかもしれない。
ひとまず、唯一自分だけの場所と言えるマイカーに最低限の衣食住を積み込んで。
世間は風の時代らしいので、令和の遊牧民として根無草状態を楽しもう。
無職中、色々なことがあったけれど、思いがけず世界は優しいと感じることばかりで。
きっとガムシャラに働いている頃は、優しさを感じる心の余裕がなくなっていただけなんだろうけれど。
この期間が自分の人生にあって本当に良かったと思う。
崖っぷちを通り過ぎて、既に崖から落ちてるけど谷底も案外快適なので楽しく歩いてる的な。
ライオンの子どもの如く、楽しく逞しく生きて行こう。
ひとまず、何かあったら「住所不定・無職」と報道されてしまうので、事件や遭難にはくれぐれも気をつけねば。笑
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