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脳の仕組み「脳幹」を知ると、発達への理解が深まる
子どもたちのカラダづくり教室を
栃木県宇都宮市でスタートして、今年で7年目。
子どもたちのカラダや動きづらさや困りごとを見ていると発達についての理解を深めることが必要不可欠だと感じました。
発達の理解を深めることで、関わるときの視点や見立てる力も養われて、より子どもたちの困りごとへの解決ができるようになってきたと実感しています。
発達を理解するうえで、脳の仕組みを理解することがとっても大切。
今日はその中でも「脳幹」について書いていきたいと思います。
脳幹の働きは以下の通り
・呼吸、心臓の拍動、血圧の調節など、生命維持に重要な機能を自動的に調節する
・眼球運動、顔面運動、咀嚼(そしゃく)、嚥下(えんげ)などの運動を制御する
・姿勢の調整を助ける
・意識と覚醒のレベルを調節する
・体温を一定に保つ
・ホルモンの調節を行う
AIで概要をまとめてもらいました。
生命維持に必要な呼吸や体温、ホルモン調節などをつかさどる部分です。
この脳幹が正常に機能しているから僕たちは毎日正常に生きることができています。
僕たちが何かコントロールしようとしなくても生きるために脳が自然と働いてくれているんですね。感謝ですね。
しかし、学校や職場などで過度なストレスによって生きづらさを抱えている人はどうなるのか?というと、この脳幹の働きが活発化していきます。
脳幹は生命維持に必要な場所なので、ストレスや生きづらさから身を守るために、過度に働きだすとそれ以外の脳の機能である大脳辺縁系(本能)、大脳皮質(感情)、前頭前野(思考)の働きが鈍くなります。
発達は飛び級ができないので、いまつまずいているところを一個ずつクリアして積み上げていくことが大切です。
脳の働きも同じで脳幹が正常に働かないと、そのほかの脳の機能や役割が鈍くなってきます。
脳幹が過度に機能しすぎるときにどこか動物的になるという特徴があります。なので、ストレスに対して自分の命から身を守るために3つのFの行動を無意識にとるようになってきます。
3つのFは・・・
戦う(Fight)
逃げる(Flight)
固まる(Freeze)
教室から逃げ出してしまう子や嫌なことがあると固まって何も話さない動かない、急に癇癪をおこして怒り出すなどといった行動をとっている子どもたちは、もしかしたら命を守るための動物的な防衛するための行動なのかもしれません。
そして、脳幹が優位的に働いている子どもたちは呼吸の浅さやしづらさ、自律神経の乱れにもつながります。
また、原始反射と呼ばれる私たちが生まれた時から生きていくために必要な動きでもともと備わっている反射的な動きが出てくる場合があります。
原始反射は、例えば・・・
母乳を吸うための口の中の動きをする吸啜反射
手のひらに触れるとぎゅっと握る掌握反射などがあります。
吸啜反射がまた出てきていると口のなかでベロを無意識で動かすことが多くなり、歯並びが変わったり爪を噛むなどといったことが多くなったります。
掌握反射がある子は、鉛筆を持つときの力のコントロールが難しく文字を書くことに困難さが生まれます。
原始反射が残ってたりまたでてきたりすると、それが生きづらさにつながることも考えられます。
もとは、学校や職場、家庭の中での過度なストレスからくることですので、そのストレスを排除できればクリアできる問題かもしれませんが、原始反射は統合してあげることが必要です。
原始反射は無意識的に反射的な動きが出てしまうので、統合してあげることが大切です。
統合とは、必要な時には原始反射を活用できるし、自分でコントロールできることを指します。
今年からスタートした子どものカラダづくり発達セッションのひとつの目的は、この原始反射の統合にあります。
統合するために子どもたちと遊びながら原始反射を統合してお手あてで呼吸や自律神経を整えていきます。
生きづらさは遊びでクリアになっていくを生きづらさを抱えて困っている親子に届けていきたいです。
原始反射を統合することで過度な脳幹の働きを通常に戻して、感情や思考が豊かになって日常生活や学校をより楽しめるための伴走をしていくのが子どものカラダづくり発達セッションです。
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100名はモニター価格でやろうと思っています。
現在、2名の方が受けてくれました。
カラダづくり発達セッションについての記事はこちら
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いろどりアカデミー子どものカラダづくり教室では、発達の土台づくりに必要なカラダの使い方(手指の動きや足の動き、姿勢の保持など)を遊びを通して、毎回でテーマを持ってみんなで取り組んでいます。