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"運動有能感"が子どもの自信や性格を作る!?

少しでもご興味がありこのページを開いて頂きありがとうございます。

前回は、「"過度な運動や食事"は成長を妨げる!?」について書かせてもらいました。

今回は、「"運動有能感"が子どもの自信や性格を作る!?」について書いていきたいと思います。

まず、運動有能感とはどういう意味なのでしょうか?

◉運動有能感とは

運動を通して自信や動機(モチベーション)が高まること。

スポーツ万能な子どもの育て方P.68

子どもは「認めてもらいたい」という強い欲求があり、認めてもらう事で"やる気や自信"に繋がります。

私も子ども達の運動教室をしていると、ある運動が上手くできた子どもは「よっしゃ!できた!」と自信満々に伝えてくれる子がいれば、嬉しそうにこちらを「チラッと」見て伝えてくれる子もいます。

それは子ども達の中で何か認めてもらいたいサインであると解釈し、そのタイミングで認めてあげる事が"自信になり、モチベーション"になります。

子ども達の中で上手くできた時は、チャレンジしたくなる気持ちが芽生え、何度も繰り返してできた"喜び"を体験している様に思えます。

そのサイクルが運動有能感を高め、苦手と思っている運動にも取り組む様になり、結果として体力運動能力が向上するのではないかと思います。

認める事が最優先になってはいけない

運動有能感を高める上で"認めてあげる"事が大切と伝えましたが、全てを認める必要はありません。

全てを認め過ぎる・褒め過ぎる事をしてしまうと、子どもは"そうしてもらわないとつまらない"、そう言った気持ちになり逆に認めてもらう事が目的となってしまいます。

また、本人の中で上手く出来なかった。。と思った時に、目的もなく「良かったよー」と、こちらが本人の気持ちと逆行する声掛けをしてしまうと、「えっ、今のでよかったんだ」と本人の中に小さな混乱を起こしてしまう可能性もあります。

認めてあげる事にも意味を持った声掛けやタイミングが重要であり、単なる声掛けにならない様にする事が大切です。

こちら側の声掛けとしては、「今これができたから次これにチャレンジしてみたら?」と更に運動を活気立てる導きをしてあげるのも一つです。

私がいつも参考にしている書籍、小俣よしのぶさんの「スポーツ万能な子どもの育て方」の中に、

杉原先生による、サッカーを使った運動有能感の調査では「サッカーが上手にできる」と感じている有能感の高い園児と、そうでない有能感の低い園児にわけ、日常行動の傾向を比較したところ、運動有能感の高い群は低い群との比較で、「協調性」「積極性」「自信」「自立心」「忍耐心」などの日常行動の傾向も高い傾向にあることがわかりました。

これは運動有能感が性格などと密接な関係を示している、つまり心技体の一体化とも言い換えることができます。

「スポーツ万能」な子どもの育て方 P.127

書籍にもある様に子どもの頃から運動有能感を高める事で、運動だけでなく内面的な自信や粘り強さ、周りとのコミュニケーション力も高くなる事がわかっています。

子どもの運動有能感が仲間同士で高まっていく事もあると思いますが、多くは大人の関わり方によって左右されると思います。

そう思うと、幼児期や児童期の大人の関わり方が未来の子ども達の性格を構築させると言っても過言ではありません。

最後に

ここまで読んで下さった方は、普段から何かしら子どもと関わる機会があるのではないでしょうか。

その中に共感してくれている方もいれば、そうでない方もいると思います。

今回の運動有能感に関しては、一つの書籍から参考にした私の考えである為、普段の関わり方に加え、+αの情報にして頂けたらと思います。

私も書いている中で知らない事がほとんどであり、調べては書き記し、また調べては書き記し、その繰り返しの中で一つの記事を完成させています。

なので、読み手の気持ちになって書いているつもりですが、言葉が足りない時や自分の言葉として届けられていない事も多々あります。

今後もできる限り読み手にとって読みやすく、有益な情報を届けていきたいと思うので、暖い目で読んで頂けると嬉しいです。

次回も子どもにまつわる情報を届けたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。


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