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"腰 膝"が痛い選手はなぜ?

よくクリニックに「腰が痛いんです」「膝が痛いんです」と言った中学〜高校生のサッカー選手が来ます。

そういった選手に共通して気になる点が"姿勢"です。

共通する姿勢とは?

よく、世間一般でも猫背はダメ!!と言われていますが、それは一体なぜなのでしょうか?
その説明を「身体重心」と「てこの原理」で説明していきたいと思います。

重力のバランスはこの"身体重心"を中心として保たれています。

身体重心と痛みの関係とは?

まずはてこの原理から。

・支点:板を下から支えている点
・力点:力を加えている点
・作用点:板が重りに力を加えている点

支点から作用点までの距離が長いほど、大きい力(力点)が必要となります。

身体に掛かる負荷も同じです。
床反力ベクトルから遠い位置ほど、大きい力が必要になります。
この写真を見ると、床反力ベクトルに対して「膝」「腰」「首」とそれぞれの距離が離れていますよね。
大きい力を必要とする時間が長くなればなるほど、筋や関節に応力は集中してしまいます。
その結果、膝や腰、首に張りや痛みが出てしまいます。

結果因子

"腰の張り"" 太ももの張り" "膝の前が痛い"
ここだけを集中的に治療しても、再発の可能性は高いです。

原因因子

支点から作用点の距離が長くなり過ぎない"姿勢"を見直す方が再発予防になる可能性も高いです(結果因子から治療した方がいい場合もあります)。

今回は「身体重心」から「てこの原理」、それを姿勢と痛みの関係について書かせてもらいました。

このような姿勢の選手に対するエクササイズ編も載せていけたらと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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