FC風グルグル作成記/余談
紹介記事はこちら。
(2022年の記事を一部再利用)
今さらだけど本作のコンセプトは『「魔法陣グルグル」をファミコンゲーム風に再現する』じゃなくて『「魔法陣グルグル」の(架空の)原作ファミコンゲーム』だ。マンガを完全になぞろうとしても(主にギャグを)再現できた/できないばかり気になっちゃうので、とりあえず完成を目標にコンパクト化したり、ゲーム的に展開をアレンジしている。
例えば序盤のノコギリ山は、原作ではククリがさらわれるけど「町のイベントが煩雑になる」「最初のダンジョンでククリが使えないのも困る」の都合でザザ&ミグを助けにいく流れに。(まあ公式ゲームやアニメでもオリジナル展開あるしいいよねと開き直った)
というわけで、本作ではドラクエ風RPGに寄せるため、ダンジョン・モンスター・アイテムみたいなメタ的なセリフもそれとなく変えている。
(例:「モンスターのボス」→「まものたちのおやぶん」)
ゲーム中のメッセージ(セリフ)は大きく分けると2つ。
・イベントを進めるのに必要なもの
・ゲーム進行に関係ないもの
イベント中のセリフは(場面転換やキャラに動きがなければ)メッセージ10回くらいを上限にしている。上限を決めておかないといくらでも長くなっちゃうし、長すぎてもテンポが悪いので…
物語は「あそこのボスを倒してくれ/アイテムを持ってこい」の連続で進むから、次の目的地をプレイヤーに教えないとならない。それがワンパターンにならないバランスが結構難しい。
1.ジミナ村 「国王が勇者を探している」(コーダイ城へ)
2.コーダイ城「キタの町を救ってほしい」(キタの町へ)
3.キタの町 「ノコギリ山の魔物を倒せ」(ノコギリ山へ)
4.ノコギリ山(ボスを倒す)
5.キタの町 「魔法オババに鍋を渡そう」(ジミナ村へ)
あとはイベント発生前に先に進めないように足止めする必要がある。これらも不自然に「流れを止めてるな~」感を出さないようにしたい。
・町の手前には関所があり、王様と話さないと通れない
・ダンジョンの入口は閉じていて、町でカギが手に入る
・闇の結社には序盤から入れるが、ルンルンがいないと奥に進めない。
もうひとつが「ここは〇〇の村です。」とか「武器や防具は装備しないと効果がないよ!」みたいな、いわゆる村人Aたち。話しけなくてもゲームクリアできるけど、それとなくヒントを与えたり、世界観を広げる大事なセリフなのだ。こっちを考えるほうが苦手かも。
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