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本日のつぶやき「私の大学受験」

受験のことをタイミングを語るには遅くないか……?
と、お思いのそこのアナタ。

良いのよ。

私の大学受験の経験、誰の役にも立たないから。

だって。

行ったのはMARCHより下のランクの大学で。
しかも、何の役にも立たないと有名な文学部。しかも日本文学科。(←もはや致命傷レベル)

そんな大学にね。

公募推薦、しかも小論文と面接で行ったの。

筆記試験はテンでダメだった高校生の私は。
小論文だけは得意で。

担任の先生から「面接と小論文だけの推薦を選びなさい」って言われてその通りにしただけなの。
まあ、この条件だと大学はたくさんあるから。

私としては東京ディズニーランドに行きたいから東京が良かったんだけど

それだけでも絞りきれず。

三者面談で大学一覧を見ていたら。
母が。

母「あ、私この大学知ってる!」

という一言で決定

あ、ちなみに学部は社会学部とか希望してたんだけど。高校時代に仲の良かった先生が「いーや、お前は文学部だ!」という言葉に担任、親と外堀通りを埋められ、あれよあれよと文学部に決定してた。(知ってるかい?こんな感じで志望大学って決まることあるんだよ)

んで、小論文の練習と、面接の練習を叩き込まれたわけ。

ちなみに、現在はわからないけど、当時の小論文のルールは1200文字50分制。
書く量は、原稿用紙の最後の一行の真ん中あたりで終わるのがベスト。

大体お題を見て。
10分くらいボーッとして何書くか決めて。 
30分くらいでダーッと書いて。
残り10分くらいボーッとしてたんだけど(見返せよ)。

みんな「はじめ!」って言われたらすぐ書き出すのね。
何かやり方とかあったのかな?
私、ずっとペンも持たないで窓とか周りとか見てたんだけど……

小論文の攻略本とか見なかったからわからない。
「出だしを決めておく!」とかあるのかなぁ。
(結局、小論文の勉強はしなかった……)

問題は面接。
ドアを右手で開けて、お尻を見せずに閉める、的なマナーがあるじゃないですか。

直前までそっちはずっと気にしてたのね。
話すのが苦手、とかではないけど、そういう問題じゃないじゃん。

過去の面接内容も「有名古典の序文を言わされた」とかあったし。 
とりあえず付け焼き刃で序文覚えたりして。
当日の新聞読んだりさ。
志望動機なんて無いに等しいからどうしよう……と思ったり。(母が知ってたので……?東京ディズニーランド行きたいから?だってそもそも文学部を希望してなかった!)

で、面接。

受験生に面接会場は見えないんですけど。
ドア横の壁に並ばされて。

でも。

でも。

……なんか、面接会場、騒がしくない?

と、モヤモヤしながら待っていると。
順番が回ってきて。

その時やっと部屋の中を見ることが出来て。

案内の人「では、3番の席へどうぞ!」

そこには。 

だだっ広い部屋に机が等間隔で何個か置かれており、そこには二人の面接官と数字の書かれた札が下がっている。

3番、ってそういうことか……

と理解したのは良いのだが。

ねえ、右手で開けるドアが!右手で開けるドアがないんだけど!!!!(※会場のドアは開きっぱなし)

閉めたあと、その場で一礼って、閉めるドア、ないんですけどーーーー!!!(※会場のドアは以下略)

っていうか、歩いて向かっているその時にも。

めっちゃ面接官x2と目が合い続けてるんですけどーーー!!

迷いに迷って。

適当なところで立ち止まって一礼した。
(↑面接官苦笑い)

無事に席についた後も。
志望動機とか古典の序文とか、今朝の新聞とかグルグルしてたんですが。

面接官「高校時代、興味のあった古典作品と現代文の作品を教えて下さい」

へ?いきなりそこから?

私「現代文は江戸川乱歩とかが好きでした。古典は平家物語とか……あと教科書で水鏡とか面白かったです」

面接官「水鏡は何が面白かったんですか?」 

私「風水が出てきたので。風水に興味があるので」

面接官「あなたが天皇だったらどんな風水にしますか?」

あ、そこくる?

それに関しては!中学生の時に加門七海さんの『東京魔法陣』と『大江戸魔法陣』でバッチリよ!



私「基本的には京都のような都市にします。四神相応にならって北に山、東に河、南に海か平地、西に街道がある場所にします。足りないものは作って、出来れば熊野系の神社で補強して、鬼門と裏鬼門は強めの神様を祭ります云々……」

面接官「その時あなたはどちらを向いて座りますか?」

私「南です」

面接官「なぜ南かわかりますか?」

私「わかりません(キッパリ)」

面接官「南面北座説というのがあるんですよ」

私「へぇー」

面接官「今も風水が生きてる都市があるのを知ってますか?」

私「知りません」

面接官「香港と台湾です」

私「へぇーー!!」

その後、江戸川乱歩は何が好きですか?って聞かれたので『蟲』が好きです、とか何とか答えて。

最後に面接官が。

面接官「じゃ、このくらいで良いですかね」

良いのか?!
このくらいってどのくらいだ?!
そんな終わり方あるか?!

そんなのマナー講習にはなかったよ!!!

とまたまたセオリーにない一言で終わって。

そういや、志望動機とか古典序文とか全く聞かれなかったけど。

これって受かったの? 落ちたの?
まー、落ちても面白い話聞けたからいいや。

と、思ってたら。

受かってた。

大学に入ったあとで。
友人と「面接の時、何の話した?」と話題になった時に。

友人「蕎麦屋にある茄子と胡瓜の絵がどういう意味か延々と語ってた」

と答えたのを聞いて。

どんな人間を選んだのだけは良くわかった。


ちなみに。
試験後。高校で後輩の為に試験内容を書く、というのがあったんだけど。

面接内容「自分が天皇になったら都市にどんな風水を敷くかを話した」

と書き残したけど。

誰の役にも立たなかっただろうなぁ……


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