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カナレットとヴェネツィアの輝き|SOMPO美術館
SOMPO美術館に「カナレットとヴェネツィアの輝き」展を見に行ってきました!
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地図の通り、新宿駅からも近く、金曜日は20:00まで開館しているので、仕事帰りに飛び込んで来ました。
近いって便利だね(笑)!
さて、今回の「カナレットとヴェネツィアの輝き」展は実は新宿駅で広告を見て(※駅には結構色々な展覧会の広告が出る)。
ヴェネツィアは塩野七生さんの『海の都の物語』読んで面白かったし見に行ってもいいかも〜と、思ってたら。
カナレット…運河だから、“カナレット” ? ん? カナレットって画家の名前なの?
画家のカナレット…
あっ!
東京ディズニーシーの「リストランテ・ディ・カナレット」の“カナレット”だ!!!
って思い出しまして。
(※リストランテ・ディ・カナレットは、画家のカナレットをモチーフにしたレストラン)
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ちなみに、会場にあったカナレットさんの肖像画はこちら。
(※ちなみに左)
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「カナレットとヴィゼンティーニの肖像」
…うん、髪はヅラだろうけど、ご本人…だよね…
ちなみにリストランテ・ディ・カナレットは35周年の時に行ってた(笑)!
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懐かしっ(笑)!
というワケで、SPMPO美術館へ。
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美術館は、この損害保険ジャパン本社ビルの敷地の一角にあるんだけど。
このビルもよく見るよね。
漫画の背景とかで。主に昔のCLAMP作品とかで(笑)。
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昔は損害保険ジャパン本社ビルの上層階にあった美術館だけど、久しぶりに行ったら別棟になってた。
というわけで、いざっ「カナレットとヴェネツィアの輝き」展へ。
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「サン・ヴィオ広場から見たカナル・グランデ」
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「サン・マルコ広場」
あー、東京ディズニーシーっぽい。
メディテレーニアンハーバーっぽい。
メディテレーニアンハーバーのパラッツォ・カナルっぽい。
(すごく具体的。)
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「カナル・グランデのレガッタ」
ヴェネツィアのイベントの中でも一際エキサイティング なのが、レガッタと呼ばれるボート競漕である。船の種類や漕ぎ手の人数別に幾つかのクラスがあり、女性だけのクラスもあった。14世紀以来、カーニヴァル の催し物の一つだったが、時には賓客を歓迎する ためにも開催された。画面の左、カ・フォスカリ運河 を塞ぐ浮き台の上に設置された、マッキナと呼ばれ る仮設の飾りの向こうが、カナレットのパトロン、ジョ ゼフ・スミスが住むパラッツォ・バルビである。ここに立 ち寄ったイギリス貴族の子弟達は、特等席からの眺 めを楽しんだことであろう。レガッタは人気のある画 題で、景観画の先達カルレヴァリスが描き、カナレット も描き、グアルディもまた描いている。
レガッタ、っていうボート競槽はお祭りみたいだったのね。
こういうイベント、東京ディズニーシーで見たいなぁ。すっごく似合いそう。
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「昇天祭、モーロ河岸のブチントーロ」
昇天祭とブチントーロ
キリスト昇天祭―ヴェネツィアの言葉で「センサの祭り (Festa della Sensa)」―は、数多くあるヴェネツィアの祝祭の中でも、「海との結婚」 の儀式が行われる非常に重要なものである。西暦1000年頃、ヴェネ ツィア海軍がドージェ (元首) ピエトロ・オルセオロ2世のもとでダル マツィアに勝利を収めたことを記念して始まった式典が、「海との結婚」 の原型となった。儀式では、毎年、復活祭から40日後のキリスト 昇天祭の日に、ドージェがプチントーロと呼ばれる金色に輝く豪奢な 御座船に乗って、サン・マルコ広場からリド島の沖まで漕ぎ出す。そ こで金の指輪を海に投げ入れて「海よ、真実にして永久の支配の証 として、我らは汝と結婚する」と宣言を行った。こうしてヴェネツィア とその富の源泉であるアドリア海との象徴的な結婚を祝ったのである。
ヴェネツィア共和国の制海権を対外的にアピールするものとして、政治的重要性を帯びていたこの儀式も、カナレットの時代には主に観 光客向けの催しとなっていた。当然、華麗な水上パレードを伴うこの 祝祭は非常に人気のある画題であり、カナレットも様々な角度から、 この情景を描いている。
この海との結婚のくだりは、『海の都の物語』でも読んだ気がする。
と、絵を見ていたら額縁に何やら文字が。
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って書いてある。
キャプションにある絵のタイトルと違うことが書いてあるけど… 本当のタイトルは「昇天祭の日にモロにいるブケンタウロス」なの?
っていうか、額縁にタイトル書いてある、ってこの額縁ごと作品ってこと?
(確かに装飾めっちゃ綺麗だけど)
ちなみに、カナレットさん、ヴェネツィア以外の場所の絵も残してる。
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「ナヴォナ広場の景観」
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「ロンドン、ラネラーのロトンダ内部」
ラネラーは、ヴォクスホール・ガーデンズと並んで人気 のあった、やはりロンドン市内の遊興施設である。こ のロトンダはその目玉で、内部の直径約46メートル、 画面左で階段状に突き出ているのは、楽団等の演奏席であり、周囲を囲んだボックス席では、飲食が 供された。中央の柱に囲まれた部分には暖炉と煙 突が仕込んであったという。主な出し物は音楽で、 幼い日のモーツァルトもここで演奏した。天井から吊 るされたシャンデリアの輝きは壮観であったろうが、 カナレットは窓や戸口から差し込む光が、大きな柱を くっきりと照らす場面を描いている。とはいえ、窓か らの外光の量や角度から考えれば、これもまた大胆 な演出なのだと考えるべきであろう。
ロンドンとか、ローマとかも行って絵を描き残していたみたい。
このラネラーのロトンダ内部とか、すごく綺麗。
ちなみに、サン・マルコ大聖堂の内部のスケッチも綺麗で素敵だった!
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「サン・マルコ大聖堂の内部」
サン・マルコ大聖堂ってこれね。
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(Wikipediaより拝借)
中は今もこんな感じなのかなぁ。
あと、展覧会あるあるだけど、カナレットさん以外の方の絵もありました。
中でも、面白かったのは、これ。
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「溜息橋」
運河を挟んで左に建つパラッツォ・ドゥカーレ(元首公邸)と右の牢獄を上層階で繋いでいるのが溜息橋であ る。この橋を通って投獄される囚人は、美しいヴェネ ツィアを見られるのもこれが最後と溜息をついたとい う。一方、パラッツォ・デッレ・ブリジョーニ (牢獄)の一階、 水面と同じ高さに開いた戸口から、裸の人物がひっ そりと運び出されようとしている。エティはこの牢獄を 訪れたとき、ガイドから「処刑された囚人は、真夜中、 ゴンドラに乗せられて人知れず遠くのラグーナ(潟)に 運ばれていく」という、ぞっとするような噂話を聞き、 詩的想像力を膨らませた。牢獄の上層部を明るく照 らす月の光も、この恐ろしい秘め事には届かない。 夜空に輝く星だけが、哀れな囚人を見守っている。
そもそも、元首公邸と牢獄が繋がってるってすごいことだけど。
物語の挿絵の1枚みたいなストーリー性があって印象的でした。
そして、最後はSOMPO美術館と言えば、これ!
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「ひまわり」
ゴッホの「ひまわり」!
バブルの時に買って、今もちゃんと管理されて私たちが見ることが出来る、数少ない作品。
バブル期に資産(?)として日本人は世界の美術品を買ったんだけど、そのまま放置されてダメにしてしまったものも結構あったらしいのね。
そんな中で、ちゃんと、今も私たちが見ることが出来る作品。
この写真でもそうだろうし、印刷とかでもそうなんだけど、黄色が強く出ちゃってるんだよね。
実際は結構青っぽい。
何か、北野武監督の映画みたいに。
この青っぽさがゴッホの陰鬱さを表しているようで、本物を見ると妙に納得出来る。
生で見るからこそわかる色味ってあるよね。
印刷ってちょっと違うんだよね。
というわけで、久しぶりに美術館へ行って、それだけでも楽しかったです!
あー、東京ディズニーシー行きたくなっちゃったたなぁ。
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