Web zine #10 通り過ぎて行った愛達
愛というものは時に足が生えて通り過ぎていってしまう
恋はよくそうして足早にいなくなってしまうものだが
愛は足がなくていつまででもそこにいるだろうと、あぐらをかいてしまう人も多いものだが
恋に恋していても、その中には欠片でもその人なりの愛も入っていて
また、少しずつ大きさを増したりして
2人の間にお互いそれぞれに不器用なかたちの愛を持ち寄ろうとして
でも時には不意に愛が去ってしまう時もある
愛が去るのは寂しいことだ
私たちは愛されたい生き物だから
だから愛それだけにちょっと執着するときもある
相手がいないのが寂しいのか
愛がいなくなるのが寂しいのか
愛はあなたの中にいつもある
去ってもまた現れる
足があるのを知っているなら大事にできる
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