困ったときの相談相手とは
こんにちは。
前回、服薬フォローアップの振り返りをしましたが、その中で服薬フォローアップを行うことで、”患者さんとの接点が増える”という点で取り組む意義があると述べさせて頂きました。
今回は、”患者さんとの接点が増えたら”、その後どうなるのかを考えてみたいと思います。
つい先日、こんな事例がありました。
軽度の認知症、高血圧を治療中の元気なAさん。
そんなAさんですが、帯状疱疹を発症し、その後チクチクした痛みが残っている状態・・・。
痛みを抑えるためにタリージェが処方追加されました。
タリージェやリリカが新規で処方されたときや、増量時はまず服薬フォローアップ対象にしています。
ということで、今回は、薬の効果が出ているかの確認と、ふらつきや眠気などの副作用が出ていないかを確認。
結果は、服用して5日目で少しピリピリした痛みが軽減、ふらつきや眠気はなし。
よし、とりあえず経過観察で。
あ、今回は、服薬フォローアップ事例の紹介ではなく、”患者さんとの接点が増えることの意義”です。
次回の投薬時に確認するのではなく、服薬フォローアップにより、受診と受診の間で患者さんとの接点を増やすことができました。
1時間ほど経ってから・・・
薬局にその患者さんから電話。
「そういえば、最近便秘気味で。薬の影響かしら?まぁまだ困ってるわけじゃないからもう少し様子みてみるけど相談しようと思って。」
よくある電話での相談内容です。
でもこのとき、服薬フォローアップによって、”患者さんとの接点が増えることの意義”はこれだ!と思いました。
接点が増えることで、患者さんにとって身近な存在になれる
何かあったときに相談する相手は、やっぱり身近な人(身近と感じる人)だと思います。
患者さんにとって身近な人とは。
家族?親戚?かかりつけ医?ネット情報?薬剤師?・・・
薬のことなら薬剤師に相談を!
・・・
そうなるためには、薬剤師(自分自身)が身近な存在にならねば。
患者さんとの接点を増やし、患者さんにとって身近な存在になる。
薬剤師が身近な存在になれば、薬局は近所の人にとって身近な存在になる。
そうなれば、薬局ができることが増えていく。
服薬フォローアップって奥が深い。
ちなみに地域ではなく近所っていう表現はこだわって使っています。
良かったらこちらの記事もご覧ください☆
とはいえ、接点を増やすためにやっているわけではなく、本来の目的を忘れずに今後もどんどん取り組んでいきたいと思います!!
服薬フォローアップの事例は「ぼうしやチャンネル」でも配信しているので是非ご覧ください☆
最後まで読んで頂きありがとうございました!!