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個人開発で収入を生みやすいビジネスモデルとは【サービスのタイプ解説】

こんにちは、入江慎吾です。

個人開発でサービスを作る際、悩むことのひとつは「どうやって収益化するのか?」ではないでしょうか。マネタイズ考えるのって難しいですよね。僕もこれまでいろんなものをつくって試してきました。

様々なビジネスモデルがありますが、今回はこれまでに30個以上つくってきた経験から個人開発に向いているモデルを分類してみました。

個人開発でおすすめのビジネスモデル

結論、個人開発でマネタイズしやすいのはこんなモデルだと思います。

  1. SaaS型
    クラウド上でサービスを提供するビジネスモデル。フリーミアムモデル(基本機能は無料で、高度な機能は有料)と相性がよく、個人開発でも始めやすいです。ユーザーが増えれば、安定した収益が見込めます。

    • 例:freee, マネーフォワード, kintone, Salesforceなど。ここまで大規模じゃなくてもニッチな分野や、いま存在しないようなものは可能性ありえます。

  2. ニッチなマッチングサービス
    特定の分野に特化したマッチングサービス。需要があるニッチな分野を見つけることができれば、小さく始めることができます。

    • 例:僕がつくったMENTAもここですが、はじめやすく可能性はあるもののマッチングする両者を集められるかが成功のカギであり、難易度が高いところでもあります。

  3. フリーミアムによるツール提供
    基本機能を無料で提供し、より高度な機能や広告除去を有料とするモデル。まず無料で使ってもらいやすく、気に入ったユーザーが有料版に移行することで収益化できます。

    • 例:LINE(スタンプ), Evernote, Dropboxなど。

  4. スマホゲーム/アプリ
    一攫千金の夢がある一方、競争も激しいので、ニッチな分野で役立つツールなどが現実的です。

ニッチな分野、いまないサービスは可能性があります。すでにあるもので大手がやっているとかになるとユーザー数、広告などのマーケティング費用など正面からは勝てないので難しい…。いかに競合しないもので、価値あるものを考えられるか、です。

個人開発に向いていないビジネスモデル

一方で、個人開発で始めるにはハードルが高いビジネスモデルもあります。

  1. プラットフォーム型
    取引の場を提供するモデル。ユーザーとコンテンツの両方を集める必要があるため、個人で始めるにはハードルと運用コストが高いです。ニッチな分野で勝負するなら可能性はあります。

    • 例:楽天市場, Yahoo!ショッピング, App Store, Google Play, メルカリ, ラクマ

  2. サブスクリプション型
    コンテンツを継続的に提供する必要があるため、個人で大量のコンテンツを用意するのは難しいです。

    • 例:Netflix, U-NEXT, Spotify

  3. 広告収益型
    多くのアクセスを集める必要があるため、SEO対策や広告運用に力を入れる必要があります。特定のニッチな分野で、企業とのタイアップがあれば可能性はあります。

    • 例:Yahoo! JAPAN, Google, Facebook, Twitter

  4. ライセンス型
    高度なソフトウェアの開発は個人では難しいです。

    • 例:Microsoft Office, Adobe Creative Cloud

  5. シェアリングエコノミー型
    Webサービスだけでなく、リアルな活動も必要になるため、個人では難しいことが多いです。

    • 例:Airbnb, Uber

おおむねニッチなものや、まだ存在していない課題、そしてコストを抑えてスタートできるものが向いています。ユーザーが少なくても成立するもの。ひとりだけでも売れる商品とか。数をとるのではなく、ユーザーが少なくても運営していけるサービスだと維持もしやすいし、競合も少ないでしょう。

まとめ

もちろんビジネスモデルだけでうまくいくものではなく、第三者視点でみて使われる価値のあるサービスか?を考えることが基本です。そのうえで、という話です。

それに加えて個人開発はひとりではじめるものなので、工数やお金をかけられないという前提があります。維持費用も抑えたいですよね。だからこそ、つくりたいものをどう提供するかは最初にしっかり考えるとよいでしょう。

とはいえ、ちゃぶ台を返しますが個人開発は自由に好きなものをつくれるのが醍醐味でもあります。モデルを気にせず自分がつくりたいものをつくる、そんな考えもありです。(僕もやります)

一つの考え方としてちゃんとしたものを作りたいときはモデルを考えてみるとか、今回はつくりたいからつくるとか、自由でいいと思います。


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