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働かない生活で生きていくという選択

朝イチで稲垣えみ子さんを知って興味を持った。シンプルライフという特集だったのだけれどミニマリストとはちょっと違う。

50歳まで朝日新聞社に勤めていたもののの、会社で働き続けることに疑問を持ち退職し、仕事をせずに暮らしているという。そのために電気を使わないとかすごいことをやってるのだけれど、そうしたから不幸せになってるわけではなく、むしろ幸せであり、毎日が楽しくなったとのことだった。

会社をやめて自分で仕事をするというのはわかるけど何もしないという選択はなかなか一般の人はできる考えではないし、ほぼいないのではないだろうか。実際お金がないと生きていけないとふつうは考える。稲垣さんは冷蔵庫すら持つことをやめた。その前にいろいろとモノを手放していくのだけど、それまで必須だと思ってたものがいざなくなってみると工夫をするから面白いのだという。

そのきっかけとして会社員時代の四国勤務があった。四国で直売所の野菜売り場にはまり通い詰めていたが、野菜が季節によって変わることを知る。大根は寒い時期しか売っていない。スーパーにいけば年中同じ野菜が置いてあるけど本当は旬の時期があるのだと。そうやって直売所でしか買わないようにしていると、大根がでたときにうれしくなり、わくわくできるのだという。これはちょっとわかる。

つまり、モノがいつでも手に入る環境に身を置くとそれが当たり前になる。そうなると幸福の基準値も上がるし、モノのありがたみがなくなってしまう。水も電気も食べ物もすぐに手に入るというのは便利だしすごいこと。頭ではわかっているけど生活に慣れきってしまうと何も感じなくなってしまう。

社会から一歩離れてみることで、そしてマイナスしきったあとに工夫していくことで、いろんなありがたみもわかるし、意外とそんなにモノが必要ではないことがわかるという。詳しくは稲垣さんの本が示唆にあふれているので読んでみてほしい。僕もまだ半分しか読めてないけど人生の参考になるし、自分自身の生活を変えるヒントとして何か受け取れるものがありそうに思える。


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