
ショート動画で採用が変わる!Z世代に響くSNS活用術
「最近、Z世代の採用が思うようにいかない…」そんなお悩みはありませんか?その原因、実は「リアル感の不足」にあるかもしれません。
Z世代はデジタル機器に囲まれて育った「デジタルネイティブ」。求人情報を見るときも、単なる条件の記載だけでなく、「職場の雰囲気」や「自分の未来が描けるか」を重視します。この時代、静止画やテキストだけでは伝えきれない魅力をどうやって伝えれば良いのでしょうか?
そこで今、注目を集めているのが「ショート動画」です。TikTokやインスタのリール、YouTubeショートなど、60秒以内の縦型動画が採用や集客に効果を発揮しています。今回はその理由と具体的な活用方法をお伝えします。
なぜ今、ショート動画なのか?
先日、地元の商工会議所で「ショート動画を活用した販路拡大セミナー」に参加しました。会場には意外と年配の経営者も多く、ショート動画への関心の高さを感じました。
ショート動画とは、スマホの縦長画面で見る60秒以内の短い動画の総称です。TikTokやインスタグラムのリール、YouTubeショートなどがその代表例で、短い時間で視覚的に大量の情報を伝えることができます。特にZ世代に人気の高いこの形式ですが、最近ではビジネスでの利用も急増しています。

ショート動画がビジネスで効果を発揮する理由
若い世代のファンが増える
拡散力が高く、トレンドを取り入れやすいため、Z世代にリーチしやすい。他のSNSへ転用できる
TikTokで作った動画をインスタやYouTubeで再利用するなど、コストを抑えて多チャンネル展開が可能。スマホだけで手軽に制作できる
撮影から編集、投稿までスマホ1台で完結。特別な機材やスキルは不要。
Z世代が求める「リアル感
ショート動画の一番の魅力は視覚的に短時間で大量の情報を 伝えられることです。動画1分というとあっという間ですが文字情報でいうとWebの3600ページ分の情報と言われています。
わずか60秒で、職場の雰囲気、スタッフの表情、仕事の様子など、多くの要素を一度に伝えることができます。テキストや静止画では 表現しきれない「リアルな職場の雰囲気」を視覚的・聴覚的に伝えられます。
この「リアルな職場の雰囲気」がZ世代に受ける一番の理由です。採用できない・応募が少ない理由は残念ながら情報不足です。
求人情報にいいこと書いてあっても必ずホームページやSNSに裏を取りに行きます。
Z世代は生まれた時からデジタル機器に囲まれて育った「デジタルネイティブ」。欲しい情報は自分から取りに行きます。
そこでホームページやSNSに欲しい情報がなければスルー!
欲しい情報とは何か?
それは、労働条件だけでなくそこで自分の未来が描けるかどうか?
かっこいい採用ページより日々の仕事や組織の雰囲気がわかる「リアル感」を求めています。
だから 町工場の社長が自ら話す仕上げのこだわりだったり、中華料理人の技だったり、そこに共感するのです。

ショート動画で採用も集客も変わる
採用が難しいと言われるクリニックや介護施設でも、ショート動画を活用した成功事例が増えています。「映える」必要はありません。大切なのは「リアル感」と「共感を得る情報発信」です。
基本的にショート動画は何か情報を集めたいとか、学びたいから見るわけではありません。圧倒的に「暇つぶし」のメディアです。
クリニックや中小企業で発信するショート動画は、日々の仕事のこだわりや気づきを発信すると良いでしょう。お客様にこれだけは伝えていきたいと話していることやスタッフによく話している小ネタでいいのです。
これらを週に2~3回投稿するだけで、求職者は業界ならではの専門知識に意外な発見をしたり、組織のリアルな姿に触れ、次第に親しみを感じてくれるでしょう。この現象は「ザイオンス効果」と呼ばれ、繰り返し接触することで好感度が高まる心理現象です。
ちょっとお客様に電話を描けるように気軽にショート動画で発信できるようになるといいですね。一社にひとつ広報チームがあるのがあたり前になることを目指しています。
まとめ
ショート動画は、採用や集客の方法を大きく変えるツールです。特にZ世代へのアプローチでは、「リアル感」のある発信が求められます。日常の温かさや職場の楽しさを伝えるショート動画を取り入れて、あなたの組織の魅力を効果的に伝えてみませんか?